KRAFTON、2024年上半期に過去最高の業績を達成
韓国の大手ゲーム開発企業であるKRAFTON(カプトン)は、8月12日に2024年上半期の業績を発表し、非常に好調な結果を収めたことが明らかになりました。上半期の売上高は1兆3,729億ウォンに達し、前年同期比で48.3%の増加を記録。営業利益も6,426億ウォンと、前年同期より55.0%増加しました。これにより、KRAFTONは半期ベースで過去最高の成績を更新したのです。
フォーカスされたライブサービス
KRAFTONの成長の要因としては、特に「PUBG: BATTLEGROUNDS IP」を活用したイベントや機能の拡充が挙げられます。ゲームのトラフィックが前年同期比で大幅に増加しており、売上とプレイヤー数も順調に伸びています。特に第2四半期には過去最高の四半期売上高である7,070億ウォンを達成し、営業利益は3,321億ウォンに達しました。
新たなコラボレーションの影響
「PUBG: BATTLEGROUNDS」PC/コンソール版では、人気の「Erangel Classic」マップや、音楽グループ『NewJeans』とのコラボレーションがトラフィックを引き上げる要因となりました。月間アクティブユーザー数は前年同期比で約40%増加し、課金ユーザー数は2倍以上に上昇しました。KRAFTONは下半期もランボルギーニとのコラボレーションなど、魅力的なゲーム内アップデートを通じてさらなる成長を目指します。
モバイルゲームの成長
モバイル版の「PUBG MOBILE」と「BATTLEGROUNDS MOBILE INDIA」も好調です。特に、中東の著名な俳優とのコラボレーションや新しいコスチュームスキンの追加が、ユーザーの興味を引き付けています。「BGMI」は地元の人気クリケットチームとの連携を通じて新たなユーザー層を確保し、マネタイズモデルの強化にも成功しています。
注目の新作タイトル
KRAFTONは、今年内に新作タイトルとして『ダークアンドダーカーモバイル』と『inZOI』のリリースを計画しています。『ダークアンドダーカーモバイル』は、先日まで行われていたグローバルβテストの結果を踏まえて、10月にカナダでソフトローンチを行い、年末にはグローバルローンチを果たす予定です。また、『inZOI』はライフシミュレーションジャンルで欧米市場に向けて開発が進められています。
新規事業への挑戦
KRAFTONは、ゲーム以外にもさまざまな新規事業に注力しています。特にインド市場においては、現地の文化や言語に適応したパブリッシング事業を展開し、ユーザーとの交流を深めています。また、AI技術を活用したゲームの開発にも取り組んでおり、傘下スタジオの「ReLU Games」が製作したAIを利用したゲームが好評を得ています。
将来への展望
KRAFTONは、今後もオリジナルIPの発掘や既存コンテンツの改良を通して、安定した成長を目指していく方針です。「PUBG: BATTLEGROUNDS IP」のフランチャイズを拡大させるため、M&Aや株式投資など多角的なアプローチを進めています。これにより、KRAFTONは将来的にも新たなゲームのジャンルを開拓し、ユーザーの期待に応え続けることを目指しています。
KRAFTONは将来に向けて、更なる成長を続けることが期待されており、今後の展開に注目が集まります。