星野リゾートと日本航空、インバウンド需要拡大キャンペーンを発表
2024年10月17日から、星野リゾートと日本航空(JAL)が共同で「王道 vs. 穴場」と題した新しいキャンペーンを開始します。このキャンペーンは、訪日観光客を対象に、日本の魅力的な観光地を広く紹介し、地方への旅行促進を目指しています。
キャンペーンのねらい
観光庁の宿泊旅行統計調査によると、2023年の外国人延べ宿泊者数は約1億1775万人に上り、パンデミック前の数値を超えています。しかし、観光客の多くは東京都や大阪府、京都府などの大都市圏に集中しており、それ以外の地域の訪問者は依然として少数です。特に、観光の主要エリアは全国の宿泊者数の73%を占めているため、JALと星野リゾートは観光地の多様化に取り組む必要があると考えています。
このキャンペーンでは、訪日観光客が興味を持つ「桜」「祭り」「紅葉」「雪」「自然・アクティビティ」といった要素を軸に、東京や京都などの「王道」観光地だけでなく、海外ではあまり知られていない「穴場」観光地も一緒に紹介します。
特設サイトとInstagramキャンペーン
特設サイトの開設
両社は特設サイトを開設し、観光地の魅力を発信します。その中では、例えば「王道」京都市の「桜」や「穴場」長門市の「温泉と桜」を組み合わせた情報を掲載する予定です。特設サイトのURLは
こちらです。
Instagram投稿イベント
また、国内外でInstagramを通じた投稿キャンペーンも実施します。訪日観光客向けには「Discover Japan's Hidden Gems Photo Campaign」を、国内在住者向けには「伝えよう!隠れた日本の魅力 ~ Share Japan's Hidden Gems Photo Campaign ~」という名称で、それぞれ素晴らしい観光地の魅力を発信することを目的としています。特に日本国内に住んでいる方々には、おすすめの観光地を撮影して投稿することが求められ、応募者には特典も用意されています。
パッケージプランの展開
キャンペーンの一環として、JALは訪日観光客向けに航空券と星野リゾートが運営する宿泊施設を組み合わせたパッケージプランの販売も開始します。これにより、観光客は気軽に魅力的なスポットを探訪できるようになります。
未来の観光地へ
このように、星野リゾートとJALの提携は、オーバーツーリズムの解消と地方活性化を図る取り組みとして期待されています。日本の美しい風景や文化、隠れた名所に触れながら、訪日観光客に新たな旅行体験を提供することを目指しています。特に、旅行者が「国内旅行を再発見する」ことができる貴重な機会となるでしょう。
このキャンペーンを通じて、訪日観光客に並ぶ多様な観光体験が提供され、日本の自然や文化がより多くの人々に広がることを期待しています。