閉鎖循環型の養殖
2019-08-16 17:27:31
閉鎖循環型養殖システム特許取得と新たな業務提携を発表
画期的な閉鎖循環型養殖システムの特許取得
株式会社クラウド漁業が岡山県にて進めている閉鎖循環式養殖技術の研究開発が、ついに特許を取得しました。特許(特許第6534245号)は、2014年に提出されたもので、この技術は今後の養殖業界において大きな影響を与えると考えられています。
陸上養殖の重要性
近年、水産物への需要は世界規模で増加しており、加えて海洋汚染の深刻化が問題となっています。特に、マイクロプラスチックによる海洋の汚れは、漁業業界にも影響を及ぼしています。こうした課題に対して、陸上養殖は持続可能な方法として注目されているのです。閉鎖循環式養殖は、浄化技術を用いて使用する水を循環利用するため、環境負荷を大幅に低減できるのが特長です。
この技術の導入は、新しい養殖スタイルの実現に向けた一歩であり、今後の成長が期待されています。特に、海水を利用したかけ流し式と異なり、閉鎖循環式は効率的な水使用を可能にします。このシステムを採用することで、養殖魚の健全な育成が促進されると同時に、持続可能な水産業のモデルとしての役割も果たします。
株式会社クラウド漁業との提携
2019年6月28日には、株式会社クラウド漁業と業務提携を発表しました。クラウド漁業は、IoT技術を活用した漁業の革新に取り組んでおり、地域の振興を図るプロデューサーとしても活動しています。この提携によって、陸上養殖の普及に寄与し、我が国の水産業の一層の発展を目指します。双方の技術、ノウハウを組み合わせることで、食料自給率の向上にも集中的に取り組みます。
会社概要
株式会社クラウド漁業は、大阪府豊中市に本社を置き、水産増養殖技術の研究開発や地方創生プロデュースを事業内容としています。設立は2017年で、少人数ながらも確かな技術力を持つ企業です。水産業の新しい形を模索する中で、既存の方法論を打破し、新しいアプローチを提案しています。
資本金は300万円で、代表取締役の右田孝宣氏が率いるこの会社は、今後さらに成長が期待される会社です。クラウド漁業のビジョンに共感した企業との協力が、養殖業界にどのような新風を吹き込むかが注目されます。
これからの展望
閉鎖循環型養殖システムの特許取得とクラウド漁業との提携は、水産業界にとって画期的な出来事です。持続可能な養殖技術の普及は、環境問題への対策としても大いに意義があります。今後の展開に期待が寄せられる中、株式会社クラウド漁業はその中心に立ち、新たな水産業の創出を目指して進んでいきます。
会社情報
- 会社名
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ジャパンマリンポニックス株式会社
- 住所
- 岡山県岡山市南区内尾463-18
- 電話番号
-
086-728-5741