エッジスクウェアが新たにクラウド対応SOA/BPM Suite製品「BizPresto」を発表
2010年12月1日、株式会社エッジスクウェアが新たに提供するSOA/BPM Suiteの製品「BizPresto」が発表されました。この製品は、特にクラウドサービスとの連携を重視し、企業の生産性向上とコスト削減を図ります。
製品のリリース背景
最近のビジネス環境では、クラウドコンピューティングが普及し、企業は自社のシステムとSaaSを含む外部システムとの連携を強く求めています。これに伴い、ビジネスプロセスの改善や効率化が求められるようになり、SOA/BPMの導入を考える企業が増加しています。
しかし、従来のSOA/BPM製品は高額な初期投資が必要で、カテゴリー独自のベンダーロックインが発生するなど、企業が導入をためらう理由となっています。特に中小企業においては、その導入効果を評価することが難しく、導入を見送るケースが多いのが現実です。
中小企業向けの重要性
中小企業においては、SOA/BPM導入の意義が特に大きいという見方があります。これらの企業は、システム投資やコンプライアンスの管理において他の企業よりも迅速かつ柔軟に対応できるメリットがあります。最近では、成長企業であってもコンプライアンスの管理が甘く、そのリスクを放置することによる負の事例も増えています。
エッジスクウェアでは、こうした企業向けに「BizPresto」を通じて、コンプライアンスの強化を図り、業務運営の効率化につなげたいと考えています。
「BizPresto」の特長と利点
コスト削減機能
「BizPresto」は、企業が直面する多様な課題に対応することを目的とした製品です。主要な機能として、以下の3つが挙げられます。
1.
ビジネス・システムの連携:ベンダーロックインを排除し、システム変更への影響を軽減。これにより、総所有コスト(TCO)の削減が実現されます。
2.
ノンプログラミング開発モード:名義の使用を減少させ、改善することで工数削減を実現。GUIツールを用いることで、プロセスの変更が迅速に反映され、効率的な業務運営が望めます。
3.
可視化ツールによるプロセス改善:業務プロセスの滞留や停滞を軽減する視覚化機能を持ち、業務の課題を直ちに抽出し、改善の機会を見出すことができます。
これらの機能によって、企業は「つなぐ」「つくる」「見える化」を同時に実現できるようになり、クラウドとの円滑な連携も可能となります。
製品構成
「BizPresto」は、使用される環境に応じて次のように構成されています。
- - 中小企業向け:BizPresto-BPM
- - 大企業向け:BizPresto-SOA
- - BPMからSOAへの拡張:BizPresto-BPM EXTENSION
今後の展望
エッジスクウェアは、この新製品「BizPresto」のリリースを通じて、クラウドサービスとの統合を強化し、企業のTCO削減に寄与するシステム基盤を提供することを目指します。また、すでにいくつかの大手企業によるテスト導入も計画しており、さらなるサービス向上に努めています。
企業の科目背景に応じた適切なソリューションを提供し続けることで、特に中小企業にとっての競争力を間接的に高めていくことが期待されます。