駐車場予約アプリ「akippa」との提携でアクセス向上を目指すザスパ

駐車場予約アプリ「akippa」との提携で新たなアクセス向上へ

駐車場予約アプリ「akippa」が、サッカークラブ「ザスパ」と提携を発表し、正田醤油スタジアム群馬へのアクセスを改善する取り組みを進めています。この提携を通じて、試合日にアウェイチームのサポーターから寄せられていた駐車場不足の声や、地域住民からの不安感を解消するための方策が模索されています。

駐車場の予約制導入

提携の一環として、akippaと協力して予約制の駐車場を開発していく計画です。これにより、周辺の企業や大学の駐車場、さらにはコロナ禍で空きが目立つ学生向け住宅の駐車場、自治体の公有地などを活用し、スムーズなアクセスを実現します。

第1弾では、4月中に200台分の予約可能な駐車場を確保する目標を掲げています。また、対応する駐車場オーナーには、akippaとザスパのコラボ商品が贈呈される特典も用意されています。このようなインセンティブを通じて、駐車場の登録を促進し、地域の協力を得る狙いがあります。

ファン・サポーターにとってのメリット

この予約制の導入は、ファンやサポーターのアクセスを大幅に改善するだけでなく、アウェイサポーターにとっても安心して観戦に来られる環境を提供します。また、周辺の遊休地を活用することで、前橋市内の市街地活性化や駐車場オーナーの収益化にも寄与することが期待されています。

加えて、今後は自治体とも連携を図り、花火大会や地域イベントなどでの車の集中時にもこのシステムを活用する方向で検討を進めるとしています。予約制駐車場の利用が進むことで、無駄な運転による混雑を避け、環境にも配慮した取り組みがなされることになります。

コメントによる思い

akippaのCEOである金谷元気氏は、自身がサッカー選手として夢を抱いていた土地での取り組みに、非常に喜びを感じていると述べています。彼は、スタジアムと地域を盛り上げるために全力を尽くす考えを示しました。

また、ザスパの社長、石井宏司氏は、試合日に他イベントとの重複によって駐車場が不足しているという課題が長年あったことを指摘。今回の提携によってこうした問題が一歩ずつ解決に向かうことを期待しています。

互いにウィンウィンの関係を築く

今回の提携は、サッカークラブと地域の企業・住民にとってもウィンウィンの関係を築く大きなチャンスです。駐車場オーナーにとっては、このシステムに参加することで新たな収益源を確保し、ザスパのサポーターと共に駐車場問題の解決に寄与できる機会となるでしょう。これからの取り組みに多くの期待が寄せられています。

この新しい仕組みが、地域の活性化とサッカーファンの快適な観戦環境の実現につながることを願っています。