ITD lab資金調達
2019-02-05 12:07:53

ITD lab株式会社、第三者割当増資で超高性能ステレオカメラの開発加速を目指す

ITD lab株式会社の資金調達とステレオカメラ技術の革新



ITD lab株式会社(本社:神奈川県横浜市)は、2019年1月18日に富士エレクトロニクス株式会社を引き受け先とした第三者割当増資を実施し、約6.3億円の資金を調達しました。この資金は、主に人材の確保や研究環境の整備、外部企業との大規模開発に充てられ、同社の超高性能ステレオカメラの開発を加速させることが期待されています。

超高性能ステレオカメラの特長


ITD labのステレオカメラは、LiDARや単眼カメラと比較して、多くの先進的な特性を持っています。例えば、小型で低消費電力、軽量でありながら、高速な応答性と高性能な物体認識を実現。これにより、自動車やドローン、建機、ロボットなどの衝突防止や自動運転の分野での必要不可欠なデバイスとして位置付けられています。

また、ITD labのカメラは、温度変化や衝撃によるメカ精度の変動にも自動で調整する機能があり、極めて高精度な計測を可能にします。これまでの技術で解決できなかった課題に対するアプローチにより、自動運転システムの要件を満たすだけでなく、実際の運用においても数多くの利点を提供します。

資金調達の背景


自動運転や衝突防止の領域に対する需要が高まる中で、ITD labには研究開発を加速する必要がありました。ニッセイ・キャピタルや三井住友海上キャピタルといったベンチャーキャピタルが同社の技術の将来性を見込んで支援を続けており、今後の成長が期待されています。

富士エレクトロニクスとの連携


富士エレクトロニクスは、ITD labと販売代理店契約を結び、同社のステレオカメラの技術を用いた次世代アプリケーションの開発を支援しています。これにより、AIやIoT、MaaSといった分野においても新しいソリューションを提供するための体制が整いつつあります。

未来への展望


ITD labは、「スバル・アイサイト」の発明者である実吉敬二氏が創業した企業であり、その技術的バックグラウンドを持っています。今後も自動運転市場のニーズに応えるため、より一層の研究開発に力を入れていく方針です。

このように、ITD labは自社の技術を活かし、次世代自動運転システムの実現に向けた挑戦を続けています。これにより、安全で革新性のある交通社会の実現に寄与していくことが期待されています。

会社情報

会社名
ITD Lab株式会社
住所
神奈川県横浜市緑区長津田町4259-3東工大横浜ベンチャープラザ W-201
電話番号
045-532-5281

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