デコトラのNFTアート
2022-04-05 14:10:01
デコトラの未来を支えるNFTアートが登場!トラック文化の革新
デコトラの未来を支えるNFTアートの登場
1970年代から80年代にかけて特に盛り上がりを見せたトラック文化、その象徴ともいえる「デコトラ」。映画『トラック野郎』での活躍から始まり、華やかに飾られたトラックたちは、多くの人々を魅了してきました。しかし、1990年代以降、費用負担や社会的偏見、法整備の影響で、その人気は衰退の一途を辿ることに。特に、2001年には東京都での旧式ディーゼル車規制により多くのデコトラオーナーが車を手放す事態が起きました。
こうした厳しい質問が続く中で、デコトラは静かに海外にもその魅力を広げています。近年、GUCCIがデコトラを支えるプロジェクトを行ったり、2020東京オリンピックで国内外の注目が集まったりしたことで、その文化は新たなファンを獲得。今やデコトラは世界的な「走る芸術」としての地位を確立しつつあります。
NFTを通じた新たな文化支援の試み
この状況下で、デコトラを維持し未来に伝えるための新しい試みが始まりました。株式会社グランドデザインは全国哥麿会と協力し、ファンによる支援をNFT(非代替性トークン)を通じて実現しようとしています。デコトラの魅力はもちろん、維持にかかる高額なコストも軽減できるという目的があります。
デコトラはその特異な形状から、効率的に荷物を運ぶには不向きです。また、ディーゼル車規制によって、首都圏に旧式デコトラが入れないため、オーナーたちはイベントやチャリティ活動を通じてその存在を保っています。しかし、展覧会やイベントでは収入が構造的に得られにくく、持続可能な運営には限界があるという問題がありました。
そこで、NFTという新しい形でデコトラのデジタルアートを販売し、その購入金からトラックの維持費用を捻出する仕組みを構築。これにより、実際のデコトラの運営資金を確保し、応援するファンとの新たな関係が築かれることを目指しています。
寄付と購入方法
さらに、NFTの販売金の一部は日本国内の被災地に寄付される予定があり、ただの購入に留まらず社会貢献にもつながります。NFTの購入は、OpenSeaというプラットフォームを通じて行われ、2024年4月30日までの期間限定で販売。特にNFTを初めて購入する人向けに、購入の詳細も公式サイトに掲載されています。
公式サイト:【https://dekotoranft.com/】
デコトラという文化はまだまだ終わりません。NFTを通じて、新たな一歩を踏み出したこのプロジェクトが、多くの人々の支援を受けて、未来へとつながっていくことを期待したいです。
会社情報
- 会社名
-
グランドデザイン株式会社
- 住所
- 南青山3-10-24/2F南青山3-10-24/2F
- 電話番号
-
03-5770-7735