レイモンド ウェイルの新作、ミレジム クロノグラフとは?
2023年12月3日に、スイスの高級時計ブランド、レイモンド ウェイルが新たに発表する『ミレジム クロノグラフ』。このモデルは、先日行われたジュネーブ ウォッチメイキング グランプリ(GPHG)2023で受賞した『ミレジム』を基にしたもので、その魅力とクラフトマンシップが溢れる一品となっています。
セクターダイアルの美しさ
『ミレジム クロノグラフ』は、1930年代に人気を博したセクターダイアルデザインを現代に蘇らせています。この時計は、異なるトラックに時・分・秒を表示する独自のスタイルを持っており、シャープなフォルムの針がモダンな印象を与えています。特に、インダイアルから中心部、アワートラックにかけての高さの変化や、外側のミニッツトラックの傾斜が浮かび上がるようにデザインされており、まさに3D仕様の美しい仕上がりです。
クラシカルなクロノグラフ機能
この新作は、3時位置に30分、6時位置に12時間、9時位置にスモールセコンドを備える横配置のクロノグラフです。視認性を高めたインダイアルは、ミニッツトラックとの調和を考慮して配置されています。そして、その不思議と感じるクラシカルな印象が、時計の活動的な機能と結びついています。このクロノグラフは、操作する楽しさを提供しつつも、その美しさがここに詰まっています。
エレガントなケースと風防
時計ケースの直径は39.5mm。小さめのモデルにインスパイアされているものの、現代的なアプローチを取り入れています。ヘアラインとポリッシュ仕上げの絶妙なコンビネーションが作り出すコントラストが、時計に立体感を与えています。ラグの形状もヴィンテージ感があり、装着感が非常に良好です。
さらに、ボックス型サファイアクリスタル風防が使用されており、従来のプラスチック製風防を想起。現代の技術で美しく切削されたこの風防は、時計の全体的なデザインに高級感を引き立てています。
ストラップのバリエーション
ストラップはカーフレザーとステンレススティールの二種類から選ぶことができ、それぞれに独自の魅力があります。カーフレザーは柔らかく、ヴィンテージ調の質感が特徴で、美しい仕上げが施されています。ステンレススティールのブレスレットは5連仕様で、ケース同様に2種類の仕上げを施し、レイモンド ウェイルのモノグラムがバックル部分に刻印されています。
優れたムーブメント
この時計は、セリタ社製の自動巻きムーブメント・Cal.SW510をベースとしたCal.RW5030を搭載しています。透明なケースバックからは、レイモンド ウェイルのイニシャルを模ったW字型ローターの動きを鑑賞することができ、機械的な美しさも楽しむことができます。
仕様と価格
- モデル名: ミレジム クロノグラフ
- 品番: 7765-STC-20001、7765-STC-50651、7765-ST-20001、7765-ST-50651
- 価格: 594,000円(税別540,000円)、616,000円(税別560,000円)
- 種類: 自動巻き
- キャリバー: RW5030(SW510)
- 機能: 時・分・秒表示(スモールセコンド)、クロノグラフ、タキメーター表示
- 島数: 27石
- 振動数: 28,800振動/時
- パワーリザーブ: 約62時間
- カラー: グレー、ミッドナイトブルー
- サイズ: 直径39.5mm、厚さ12.9mm
- 素材: ステンレススティール
- 防水性: 5気圧/50m
ミレジム コレクションとは
『ミレジム(millésime)』はフランス語で「ヴィンテージ」を意味し、1930年代のセクターダイアルやボックス型風防といった古典的な現象を現代の技術や素材、トレンドと融合させた「ネオ・ヴィンテージウォッチ」として展開されています。
レイモンド ウェイルは1976年に誕生し、音楽とアートをテーマに高品質な時計を多くの人々に届けてきました。2026年には50周年を迎えることが予定されており、今後も目が離せないブランドです。
製品はレイモンド ウェイルの公式オンラインストアやパートナーショップにて購入可能です。