使える物の処分事情
2025-11-25 15:52:37

使えるのに捨てられた不要品、捨てることへの罪悪感とその背景

不要品処分に関する実態調査の結果



株式会社ジモティーが実施した「不要品処分に関する実態調査」によると、何と8割以上の人々が「まだ使えるもの」を過去に捨てた経験があるとのことです。この結果は、特に年末の大掃除シーズンを迎えるにあたり、心のどこかで「もったいない」と感じながらも、現実的な事情から不要品を処分してしまっている日本人の複雑な心理を示唆しています。

捨てることへの罪悪感



調査によると、不要品を捨てた経験のある人の中で、なんと半数以上が「捨てたことに罪悪感を持つ」と答えています。「もったいない」という心理が働く中で、捨てる決断を下すことには大きなストレスが伴うようです。特に、まだ使用できる製品を捨てるのは心に負担がかかります。

背景にある要因



この「捨てる」と「持つ」という選択の間には、数多くの要因が潜んでいます。調査結果を見てみると、捨てる理由の一つとして「売却しても大した利益にならないから」という回答が41.2%で最も多いことが分かりました。多くの場合、手間をかけてまで売却を試みても、あまりリターンが得られないため、結局は手軽に捨ててしまうという流れができてしまっているのです。実際、60代以上の人々のフリマアプリ利用率はわずか4.3%で、デジタル化がリユースの障壁となっています。

必要とされるシステム



この調査結果をもとに考えると、リユースのためにはもっと手軽で合理的な仕組みが求められているということが明らかです。ジモティーでは「ジモティースポット」を設け、不要品をお店に持ち込むだけで簡単に譲渡できる仕組みを提案しています。このような仕組みが広がることで、捨てるという選択肢ではなく、リユースを選ぶことが当たり前になっていくでしょう。

市民や自治体のメリット



ジモティースポットには、不要品を譲りたい人や譲り受けたい人、それを見守る自治体にとって、さまざまなメリットがあります。不要品を持ち込むことで手数料ゼロで処分でき、リユースを通じてコスト削減が実現できる一方、地域では資源の循環が促進されます。このような地域の取り組みが進むことで、持続可能な社会の実現に寄与できるのです。

まとめと今後の展望



ジモティーでは、2030年までに全国300店舗以上のジモティースポットの出店を目指しています。誰もが簡単にリユースできる仕組みを整え、「譲る」を「捨てる」よりも身近な選択肢にすることで、人々のライフスタイルがより豊かで持続可能なものになることを願っています。リユースのインフラを整備することは、私たちの未来をより良いものにする一助となるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ジモティー
住所
東京都品川区西五反田1-2-10CIRCLES五反田2階
電話番号

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