真鶴町が脱炭素化と防災力向上に向けた連携を強化
神奈川県に位置する真鶴町は、株式会社環境フレンドリーホールディングス(以下「環境フレンドリー社」)と包括的連携に関する覚書(MOU)を締結しました。この覚書は、同町の特性を考慮し、防災力の向上やエネルギーレジリエンスの強化、そして脱炭素社会の実現を目指すものです。協力を通じて、持続可能で強靭な地域社会の構築を図ります。
何が目的か?
環境フレンドリー社は、再生可能エネルギー分野における競争力を高めるために、次世代のペロブスカイト太陽電池事業を開始しました。この事業は脱炭素社会の実現に不可欠な取り組みと位置付けられています。さらに、同社の子会社、株式会社EFエナジーが真鶴町の「海鮮屋AMAYA」の屋根にペロブスカイト太陽電池と蓄電池を使用した自立型電源システムを導入したことにより、災害時や停電時にも最低限の電力を供給できる体制が整いました。この実証事業を通じて、ペロブスカイト太陽電池の有用性を地域に示すことを目指しています。
連携内容は?
この覚書に基づき、以下のような協力が進められます。
1.
防災分野の協力
災害時に機能する非常用電源や再生可能エネルギー供給システムの構築が進められ、避難所や公共施設の電力確保に向けた検討が行われます。
停電や断水の時にリスクを低減するための分散型エネルギーの導入も視野に入れています。
2.
BCP体制の強化
町役場やインフラにおけるエネルギーBCP(事業継続計画)モデルの設計を行い、災害時でも継続すべき業務に必要な電力供給体制の整備を支援します。
3.
脱炭素・CO₂削減の推進
真鶴町が掲げるカーボンニュートラルへ向けた貢献として、地域事業者や観光施設への再生可能エネルギー導入の可能性を探ります。また、住民参加型の脱炭素啓発活動も強化されます。
4.
実証事業の推進
ペロブスカイト太陽電池や蓄電システムの実証事業の実施を通じて、地域社会における成果の効果検証やデータ収集を行い、住民への説明会や教育活動も開催します。
今後の展望
真鶴町と環境フレンドリー社は、具体的な実証事業や新たな施策についての協議を進めていく予定です。この動きが地域のレジリエンス強化や持続可能な発展に寄与することを期待しています。
お問い合わせ
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