声優・梶裕貴、音声AIプロジェクトに挑む
2024年11月22日、ABEMAの「SHIBUYA ANIME BASE」#29が放送され、声優の梶裕貴さんが音声AIプロジェクトに関する取り組みを取材しました。その中で、梶さんはこのプロジェクトを開始した背景や思いを語っています。
AIプロジェクトのきっかけ
梶裕貴さんは、声優という職業の重要性を感じつつ、特にコロナ禍において「何かプラスになることができたら」と考え、自身の音声を商品化するプロジェクトに挑戦することを決意しました。彼が開発した音声AIキャラクター「梵そよぎ」は、CeVIO AIという音声合成ソフトを使用して、さまざまな感情表現を収録しました。これにより、ユーザーは『梵そよぎAI』を通じて、自然な会話を楽しむことが可能になりました。
生成AIと声優業界の未来
最近では、生成AIによる声の無断使用が問題視されていますが、梶さんはそれに対し、現役の声優としてアクションを起こすべきだと考えているとのこと。「AIと共存する道が一番かなと思っています」と彼は語り、AIプロジェクトの重要性を強調しました。彼自身の手で声を商品化することで、新たな可能性を見出したいとする気持ちが感じられます。
ゲストのアニメ遍歴
さらに、番組内ではゲストとしてアニソンシンガーの亜咲花さんと、アイドルグループLINKL PLANETの天川れみさんが登場。彼女たちのアニメへの情熱や遍歴にも触れられています。
亜咲花さんのアニメ体験
亜咲花さんは、12歳のときに出会った『銀魂』が自身の人生を変えた作品だと語ります。アメリカに住んでいたころは、専属の声優付きアニメが少なく、その中で『銀魂』の魅力に気づいたとのこと。
お話の中で、歌とエモーショナルなシーンのバランスが素晴らしいと感じたこと、さらには『ラブライブ!』や『THE IDOLM@STER』への情熱が明かされました。特に、和太鼓ゲーム『太鼓の達人』を通じて出会った『THE IDOLM@STER』の楽曲に魅了されたエピソードは特に印象的です。出会い方が独特で、彼女の歩みが感じられます。
天川れみさんのアニメ遍歴
一方、天川れみさんは、5歳のときに『ハートキャッチプリキュア』と出会い、10歳のころには『暗殺教室』の潮田渚に心を奪われるといったエピソードを披露しました。特に、『暗殺教室』が彼女の情緒に与えた影響は大きいようで「あの作品に出会わなければ、今の自分はいなかったかも」と語っています。
アニメ文化の魅力
番組の最後には、アニメ業界の最新情報や多彩な話題が散りばめられ、特にアニメイトガールズフェスティバルの模様や、今後期待されるアニメ化の可能性についても触れられました。これらの情報を通じて、声優業界とアニメ文化の現状や未来について考察し、ファンにとって興味深い内容となっています。
"SHIBUYA ANIME BASE"は、アニメやポップカルチャーの最前線をリアルタイムで伝える番組です。次回の放送も楽しみです。詳細はABEMAの公式サイトで確認できます。