日本人初のメジャーリーガー・船水雄太が挑む新たな舞台
2025年4月より開幕する米国のプロピックルボールリーグ「メジャーリーグ・ピックルボール(MLP)」に、日本人初のメジャーリーガーとして参戦するのは船水雄太選手です。彼の挑戦は、ピックルボールの魅力を広げると同時に、日本のスポーツ界にも新たな波を引き起こしています。
ピックルボールとは
ピックルボールはテニスやバドミントン、卓球の要素を取り入れたラケットスポーツで、リーズナブルなルールと老若男女問わず楽しめる点から人気が高まっています。特にアメリカでは「最も急成長しているスポーツ」に選ばれ、多くの著名人、例えば大坂なおみ選手やレブロン・ジェームス選手がクラブオーナーとして名を連ねています。さらに、ビル・ゲイツ氏なども熱心な愛好者です。
船水選手の戦歴と挑戦
船水選手は、大学時代にソフトテニスで世界一の栄冠を手にし、NTT西日本では日本リーグ10連覇を達成しました。しかし、柔軟性を持ち合わせる彼は、2024年1月より単身アメリカへ渡り、ピックルボール界での初のメジャーリーグ挑戦を決意しました。渡米当初の彼は、英語もピックルボールも一からの挑戦で、彼の成長を支えたのが株式会社プログリットの英語学習プログラムです。
英語学習の重要性
ピックルボールはダブルス形式が主流であり、チーム内でのコミュニケーションが重要です。船水選手も当初、このコミュニケーションの壁に苦しみました。最初の試合ではコーチとペアリングすることを余儀なくされ、その後も英語学習を1日2時間にわたり行うことに決めました。学習内容にはリスニング力向上のトレーニングや、実践的なフレーズの訓練を含め、着実に英語力をアップさせました。
船水選手の1日のルーティン
彼の学習スケジュールは次のようになります。
- - 6:00-7:30 ピックルボール練習
- - 9:30-11:00 ピックルボール練習
- - 13:00-14:00 英語学習
- - 14:00-18:00 ピックルボール練習
- - 22:00-23:00 英語学習
船水選手は試合と練習の合間を縫って、日々英語に触れることで、言語能力を向上させ、自信を持って試合後のインタビューやメジャーリーグ選考会に臨めるようになりました。
MLP参戦と今後の目標
今年3月、ついに船水選手はMLPのクラブ「マイアミ・ピックルボール・クラブ」からドラフトされ、4月25日より日本人として初めてメジャーリーグの舞台で競い合います。選手としてだけでなく、英語力の面でも成長を遂げた船水選手は、世界を舞台に挑戦するためには英語力が重要であると訴えます。彼は、「この挑戦を通じて、日本人選手としての責任と誇りを感じながら、優勝を目指します」と今後の展望を語ります。
船水選手のコメント
「アメリカでの挑戦において英語力の重要性は想像以上でした。最初はほぼゼロの状態でしたが、努力の末、少しずつ周りとコミュニケーションを取れるようになり、その変化がプレーにもつながっています。どんな壁も乗り越えていきたいと思います。」と話す船水選手。彼の目指す道は、夢を追う人たちへ勇気を与えることでしょう。
船水雄太選手の経歴
- - 生年月日:1993年生まれ
- - 出身地:青森県
- - 競技歴:ソフトテニス(全国・国際大会での優勝歴あり)
- - 現在:ピックルボールプロプレーヤー
船水雄太選手の活動を応援し、彼の挑戦に目を向けてみてはいかがでしょうか。