三菱電機の新たな拠点、ドバイに登場
三菱電機株式会社は、子会社であるMitsubishi Electric Hydronics & IT Cooling Systems S.p.A.(MEHITS)の傘下に新会社を設立しました。名前は
MEHITS Middle East FZCOで、アラブ首長国連邦のドバイに拠点を構えます。この新会社は空港自由貿易地域に設立され、主に空調機器とデータセンター用のIT Cooling事業に特化したサービスを展開することを目的としています。
設立の背景と目的
近年、IoT技術の進化により、各地でデータセンターの設立が進んでおります。その影響で、IT Coolingの需要も急速に高まっています。特にドバイでは、データセンター向けの空調システムが必要とされており、当社も現地の代理店を通じて販売活動を行ってきましたが、サービス提供体制には改善の余地がありました。
新会社の設立により、三菱電機はドバイの地理的な利点を活かし、各国企業が集まる戦略的ハブとしての機能を強化します。これにより、空調機器の設計技術支援から販売、据付工事、そして運用・保守に至るまでのワンストップサービスを提供することができ、お客様へのサービス向上を図ります。
新会社の概要
MEHITS Middle East FZCOは、業務用空調設備関連機器の販売、工事、運用・保守サービスを行います。資本金は50万ユーロです。新会社は、現地市場における需要の高まりに応じ、迅速かつ効率的な対応を目指しています。
MEHITSの概要と歴史
母体となる
Mitsubishi Electric Hydronics & IT Cooling Systems S.p.A.はイタリアのバッサーノ市に本社を置き、1971年に設立されました。業務用空調設備や工業用の冷却設備の設計・製造・販売を行っており、資本金は1000万ユーロです。
三菱電機グループは、空調冷熱システム事業を通じて環境に貢献し、持続可能な社会作りを進めています。顧客から得られるデータをデジタル空間で分析し、知恵を結集して新たな価値を創造する「循環型 デジタル・エンジニアリング」を推進しています。
ドバイの経済特区について
ドバイには1996年に設立された経済特区(フリーゾーン)が存在し、ここでは多くの企業が物流、製造、ITなどさまざまな分野で集積しています。この特区は、貿易のハブとしての役割を果たしており、三菱電機にとっては最適な立地です。これにより、今後のビジネス展開が大きく期待されるのです。
未来への展望
新会社の設立は、三菱電機が中東地域でのプレゼンスを高めるための重要な一歩と言えます。今後は、すでにワンストップサービス体制を持つインドや中国のMEHITSグループ各社の専門性と技術を結集し、シナジーを生み出しながら、グローバルな成長を加速させていく考えです。
私たち三菱電機グループは、これからも技術革新を重ね、持続可能な社会の実現に寄与していく所存です。