Yahoo!知恵袋が新たなAI回答機能を導入
LINEヤフー株式会社が運営する「Yahoo!知恵袋」は、最新の技術を駆使したAI回答機能の新サービスを発表しました。この新たな機能、「みんなの知恵袋」は、過去の類似質問に存在したベストアンサーを参照し、独自で新たな回答を生成します。この取り組みにより、利用者はより多様な情報を受け取ることができます。
新機能の概要
「Yahoo!知恵袋」は、膨大なデータベースを活用し、自然言語処理技術の一種であるRAG(Retrieval Augmented Generation)を採用しています。この技術は、質問文を解析し、関連性が高い情報を自動的に検索し、生成された回答に組み込むものです。さらに、提供される回答は過去のベストアンサーから最大5件を参考にしているため、信頼性が高いのが特長です。
進化するAI回答機能
2023年11月には、OpenAIによる生成AIを基にしたAI回答機能の試験提供が開始され、2024年5月にはAmazon Web Services, Inc.の生成AIサービス「Amazon Bedrock」を利用し、Anthropic社のClaude3も加わります。これにより、Yahoo!知恵袋は、2種類の生成的AIから回答を得ることが可能になります。既に161万件以上の質問に対して回答が行われており、その利用価値は高まる一方です。
利用方法
新しいAI回答機能を利用するには、次の手順で行います。まず、質問を入力して、AIによる回答機能を選択します。それから、「設定する」を選び、質問を投稿。すると、短時間でAIが生成した回答が表示されます。この手順は非常にシンプルで、手軽に利用できるのが魅力です。
独自性の向上
この新機能の最大の特長は、生成AIの技術と「Yahoo!知恵袋」の独自性が融合し、質の良い回答を提供できるようになる点です。さらに、参照されたベストアンサーがついたQ&Aページのリンクも表示されるため、さらに多くの情報を得られるチャンスがあります。これにより、利用者はいわゆる「答え」を得るだけでなく、さまざまな気づきも得ることが期待されています。
LINEヤフーは、「WOW」なライフプラットフォームを目指し、日常生活に「!」を提供することをミッションとしています。この理念のもと、Yahoo!知恵袋は今後もさらなる機能強化とサービス向上を目指していく方針です。
この 新たなAI回答機能により、困難に直面している人々が必要な情報を迅速に得られるよう、ユーザーのニーズに応えるサービスが展開されていくでしょう。これからの「Yahoo!知恵袋」に期待が寄せられます。