クラフトビール業界のDX化に向けた新たな一歩
2023年10月、日本のクラフトビール業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性が高まる中、グローバル・ブレイン株式会社が運営するKURONEKO Innovation Fund 2号が、埼玉県朝霞市に本社を置くBest Beer Japan株式会社に出資を行ったことが発表されました。この出資は、クラフトビール業界の業務効率化を狙った新たなビジネスモデルの急成長を支援するものです。
Best Beer Japanは、醸造所がより効率的にビジネスを展開できるよう、複数の革新的なサービスを提供しています。具体的には、バックオフィス業務を88%削減できる管理ソフトや、物流コストを劇的に下げる樽のシェアリングサービス『レン樽』、そして全国200以上の醸造所からまとめてビールを仕入れることができるB2Bプラットフォームを展開しています。特に2023年7月にリリースしたクラフトビールプラットフォームは、月ごとに平均33%の成長率を記録し、注目が集まっています。
日本におけるクラフトビール市場は、冷温配送の制約や流通の非効率性から高コストな商品が多い現状です。しかし、2026年に控える酒税法の改正を背景に、国内の醸造所や飲食店は急増しており、その分野での消費者の人気は上昇しています。アメリカにおいてクラフトビールが市場全体の約25%を占める中、日本は未だその割合が低い状況です。この背景から、Best Beer Japanは業界での成長ポテンシャルを見込んでおり、自社のテクノロジーを駆使したインフラ構築を進めています。
グローバル・ブレインは、Best Beer Japanの創業チームが業界について深い理解を持ち、流通面での課題を克服しようとする姿勢を高く評価し、この出資を決定しました。また、Best Beer Japanとともに、クラフトビールの物流において新たなイノベーションを生み出すシナジーも期待されています。
クラフトビールの未来に関し、グローバル・ブレインの出資は新たなステージへの扉を開くものとされており、Best Beer Japanの事業成長を全力でサポートしていく方針です。今後の展開に大いに期待が寄せられています。
Best Beer Japanについて
Best Beer Japan株式会社は2018年に設立され、埼玉県朝霞市に本社を構えています。その代表者であるピーター・ローゼンバーグ氏は、クラフトビール醸造所向けの管理ソフトや物流サービス、B2Bクラフトビールプラットフォームを通じて業界の効率化を推進しています。詳細情報は
公式サイトでご覧いただけます。
KURONEKO Innovation Fund 2号について
このファンドは、80億円という運用総額を持つベンチャーキャピタルで、グローバル・ブレインがその無限責任組合員として運営しています。
グローバル・ブレイン株式会社について
1998年に設立されたグローバル・ブレイン株式会社は、東京都渋谷区に本社を置き、ベンチャーキャピタル事業を展開しています。詳しくは
こちらをご覧ください。