羽生善治九段が語る将棋の魅力と「第3回達人戦」
将棋界の巨星、羽生善治九段がラジオ番組に出演し、彼の棋士人生や新たな将棋番組の魅力について語ります。タイトル獲得数が99期に達し、永世七冠の称号を得た羽生九段は、将棋界を代表する存在です。2017年には国民栄誉賞を受賞し、その名声は不動のものとなっています。
番組の内容
羽生九段が自身の将棋の道を振り返るこの番組では、幼少期に通っていた八王子将棋クラブでの思い出や、中学生でプロ入りを果たした時のエピソードなどが語られます。彼の将棋人生はタイトルを次々に獲得するという異例なスピードで進んできました。この番組では、羽生九段の熟練された知識と思考がどのように形成されていったのかを知ることができます。
また、静かな知性を感じさせる彼ですが、家族の話題になるとその表情が柔らかくなる瞬間もあり、奥様との出会いや、日常のファッションなど、私たちが知らない羽生九段のプライベートな一面も垣間見ることができます。
「第3回達人戦 立川立飛杯」について
羽生九段が特に注目するのが、12月6日と7日に開催される「第3回達人戦 立川立飛杯」です。この大会は、50歳以上の棋士のみが出場できる特別な公式戦で、棋士たちの技を競い合う場となります。シード棋士4名と予選を勝ち抜いた棋士4名が出場し、観客はその対局を間近で見ることができます。羽生九段が初代王者としてその名を記したこの大会で、再び優勝を目指す意気込みが語られます。
公開対局という形式の特性もあって、将棋ファン以外の人々にとっても興味を引くイベントです。観客は生の緊張感と迫力を体験しながら、羽生九段や他の棋士たちの戦いを楽しむことができます。優勝を目指して再び舞台に立つ羽生九段の姿勢や彼の将棋に対する思いなど、熱いトークが期待されます。
将棋の普及とこれから
将棋は今、藤井聡太竜王や名人など若手棋士の台頭を受けて再評価されています。2023年6月には渋谷区に「駒テラス西参道」という将棋文化を広める施設がオープンし、2024年には日本将棋連盟が創立100周年を迎えます。これからも将棋の魅力を多くの人に伝え、ファン層を拡大していくことが重要です。
この番組を通じて、将棋の奥深さとその魅力を知り、新たなファンを増やすための展望が示されています。将棋の未来に向けた羽生九段の想いと共に、この特別な時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
番組概要
- - 番組名: 「Welcome to SHOGI World 駒テラスへようこそ」
- - 放送日時: 毎週日曜 13:00〜13:55
- - パーソナリティ: 岡野美和子
詳細は公式ページをご確認ください。番組の放送は全国のコミュニティFM局で視聴でき、インターネットでも楽しむことができます。将棋ファンの方々はもちろん、これから将棋に触れてみたいという方にもおすすめです。