「なみある?」進化の秘密
2024-07-11 16:22:29

生成AI活用で波情報アプリ「なみある?」を進化させたファーストトレードCTO福原玄氏、AWS Summit Japan 2024登壇

生成AIでサーフィン情報アプリ「なみある?」を進化させたファーストトレードCTO福原玄氏がAWS Summit Japan 2024で登壇



福井県あわら市に本社を置くファーストトレード株式会社の最高技術責任者(CTO)である福原玄氏は、2024年6月20日(木)から21日(金)にかけて開催されたアマゾン ウェブ サービス(AWS)主催の年次カンファレンス「AWS Summit Japan 2024」にて、生成AIを活用した波情報アプリ「なみある?」の事例を紹介しました。

「AWS Summit Japan 2024」は、クラウドコンピューティングの最新動向や優れた事例を紹介するイベントとして知られています。福原氏は、同イベントのミニセッションに登壇し、AWSが提供する生成AIサービスを活用した具体的な事例として、「なみある?」の開発秘話を披露しました。

「なみある?」は、サーファー向けに波情報を提供するアプリです。従来、サーフポイントにおける海況観測は、現地の方からのレポートを元に手作業で文書化が行われていました。しかし、この方法は非効率で、情報品質のばらつきや人件費などのコスト面で課題を抱えていました。

そこで、ファーストトレードは、Amazon Bedrockを活用し、生成AIによる文書の自動作成に取り組みました。この取り組みによって、文書化にかかるコストを80%削減することに成功しました。

セッションでは、「なみある?」の開発経緯や今後の展望に加えて、生成AIを活用したサーフィン情報の提供について詳細が語られました。ファーストトレードは、今後も最先端のテクノロジーを積極的に活用し、革新的なサービスの創出を目指していくと表明しました。

福原玄氏と「なみある?」が注目される理由



福原氏は、関西学院大学経済学部卒業後、富士通でITの基礎を学び、フリーランスとして独立。ソフトバンク、電通、大手金融などのプロジェクトに携わり、AWSインフラ構築やAI機械学習などの技術を磨いてきました。2023年にファーストトレードに参画し、CTOとして「なみある?」の開発を牽引しています。

「なみある?」は、生成AIを活用することで、リアルタイムな波情報を提供し、サーファーにとってより便利で正確な情報源となっています。また、従来の手作業による情報収集の課題を解決したことで、コスト削減と情報品質向上を実現しました。

生成AIが拓くサーフィン情報の未来



「なみある?」の成功事例は、生成AIが持つ可能性を示すものであり、今後、サーフィン情報だけでなく、様々な分野で生成AIが活用されていくことが期待されます。

ファーストトレードは、今後も生成AI技術を活用したサービス開発に積極的に取り組み、業界をリードしていくことを目指しています。


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