セーフィーセキュリティ株式会社が目指す新たな防犯の未来
2025年1月、セーフィー株式会社は新たに防犯専門の子会社、セーフィーセキュリティ株式会社を設立しました。この新会社は、クラウド録画サービスのシェアNo.1を誇るセーフィーが、これまでの技術と経験を生かし、変化する社会のニーズに応える形で誕生しました。
設立の背景
最近の高齢化や労働人口の減少が進む中、セーフィーは市場の多様化するニーズに柔軟に対応するため、遠隔警備サービスを強化する必要性を感じていました。特に無人店舗や建設現場、太陽光発電所といった新たなリスクが生じており、それに対処するシステムが求められています。
具体例を挙げると、無人フィットネスジムでは利用者が急病に陥った際、早期発見と対処が不可欠です。また、無人の建設現場では盗難や不法侵入が発生しがちで、これをいかに防ぐかが新たな課題です。これに応える形で、セーフィーセキュリティは「みまもり、よりそい」という理念をもとに、テクノロジーと人の力を融合した防犯システムを構築します。
実証実験の成果
セーフィーセキュリティは、設立以来15ヵ所以上で実証実験を行い、遠隔みまもりの効果を確認しています。例えば、広い敷地を持つ太陽光発電所では、不審な行動を早期に発見し、警戒態勢を強化することで盗難を未然に防いでいます。また、建設現場での不法侵入を検知し、声掛けにより早期に侵入者を撃退する事例も報告されています。
こういった実験を通じて、映像を活用した迅速な対応が被害を防ぐ上で効果的であることがわかりました。さらに、協力企業からも高い評価を得たことから、セーフィーセキュリティは今後、大手警備会社との連携を強め、即時対応の精度を向上させていく予定です。
CSPとの資本業務提携
また、セーフィーセキュリティは、セントラル警備保障株式会社(CSP)との資本業務提携も発表しています。CSPと共に、警備だけでなく非警備領域での新たな価値創造を目指すことで、社会全体の安全性向上を図ります。
CSPの代表である市川氏は、「必要な時に、速やかに寄り添い、適切に対応するサービスの提供」を目指し、セーフィーの技術を活かした新しいサービス体系の構築に取り組んでいます。
未来へのビジョン
セーフィーセキュリティは、警備業界の進化を描き、IoTやAIを駆使したみまもりサービスの展開を計画しています。これまでの実績を基に、特に高齢者や無人店舗など、これまで未開拓であった領域への展開も視野に入れています。最終的には法人向けだけでなく、一般家庭向けへもサービスを広げ、さらには国内外へビジネスを拡大する意向です。
今後、テクノロジーと人の力を融合し、「社会に確かな安心」を提供するセーフィーセキュリティの取り組みに注目です。詳細は公式サイト(
https://safie.co.jp/security-inc/)をご覧ください。