新世代の映像伝送を実現するOLINK_4TRX_12G
株式会社エーディテクノは、2025年11月12日(水)に新しい12G SDI光送受信器、
OLINK_4TRX_12G の発売を発表しました。この製品は、放送や映像制作、医療、教育など、多岐にわたる分野での使用が期待されています。
高性能な映像信号伝送
OLINK_4TRX_12Gは、SMPTE-ST2082規格に準拠した12G-SDI信号を2本の光ファイバーケーブルを利用して、長距離にわたって同時に双方向で伝送できる機能を持ちます。この技術によりSD/HD/3G/6G/12G-SDI信号に対応し、最長10kmまでの伝送を可能にするため、様々な環境において柔軟に対応できます。
高い安定性と冗長性
特筆すべきは、OLINK_4TRX_12Gが2系統の波長多重伝送(WDM)を採用している点です。これにより、離れた場所に設置された受信機からの映像を送信機で確認できるため、使用者にとって非常に便利です。また、光ファイバーの特性により、電気的なノイズの影響を受けることなく、安定した信号延長が実現されます。
機器には抜け防止機能を備えたDC電源コネクタが搭載されており、万が一の電源ケーブルの抜けを防ぎます。さらに、デュアル電源構成により、片方のACアダプターが機能しなくても、もう片方から電源を供給し続けることができるので、常に安定した運用が可能になります。給電状況は本体前面のLEDで簡単に確認できます。
様々な利用シーン
OLINK_4TRX_12Gは、4K映像配信や映像制作の現場、4Kライブプレビューにおける使用にも適しており、医療や教育現場での4Kシステムにも対応また、4Kデジタルサイネージや各種イベントなど、幅広い4Kソリューションに活用されることでしょう。
株式会社エーディテクノの歴史と展望
株式会社エーディテクノは、東京・千代田区に位置し、業務用映像機器のメーカーとして1997年に設立されました。特に液晶ディスプレイや映像信号変換器、映像伝送ケーブルの開発に注力しており、国内外で高品質な製品を提供しています。
近年では、台湾に製品開発・製造拠点を設けることで、お客様のニーズに応じた製品展開を加速させる方針を取っています。これにより、放送、教育、監視、医療など多様な分野での利用が進んでいます。国際市場でも、日本の高い品質を活かした製品が評価され、主にヨーロッパや中東、アジアに向けても製品が出荷されています。
エーディテクノは、今後も進化する技術を駆使し、ユーザー目線での製品開発を進め、より良い生活と文化を支えることを目指していく考えです。
新しいOLINK_4TRX_12Gの登場により、映像業界のさらなる発展が期待されます。未来の映像伝送技術の進化にご期待ください。