イオン環境財団、亘理町で育樹活動を実施
11月2日(日)、公益財団法人イオン環境財団は宮城県亘理町で育樹活動を行います。この活動は、震災からの復興を支援し、未来の世代に豊かな自然環境を引き継ぐことを目指しています。
亘理町は、太平洋沿岸に位置し、美しい自然と農業が盛んな地域ですが、2011年の東日本大震災では多くの海岸防災林が流失し、町に大きな影響を与えました。そのため、イオン環境財団は2016年に、宮城県及び亘理町と共に「みやぎ海岸林再生みんなの森林づくり活動」の連携協定を締結し、その後2年間で植樹を実施してきました。
これまでに植樹した苗木は55,000本にも及び、多くのボランティアがこの活動に参加しています。特に、今までの9年間で3,700人を超える方々が全国から集まり、地域の活性化に貢献してきました。10年目となる今年は、150人の参加者が育樹活動や環境学習を共に行う予定です。
当日のプログラムには、育樹としての枝打ちやクズのツルの除去の作業、さらには植樹地の観察会も含まれています。自然との触れ合いを通じて、参加者は環境教育の重要性を学び、自然保護に関心を高める機会となることでしょう。
また、同イベントは雨天決行で、荒天の場合は中止となります。活動の時間は10時から12時30分までの予定で、場所は亘理郡亘理町の吉田字砂浜地内です。
公益財団法人イオン環境財団は、子どもたちにきれいで安全な自然環境を引き継ぐことを使命とし、地域の「里山づくり」など、さまざまな環境保護に貢献していく方針です。今後もその活動は拡大していくことでしょう。
これからの時代、私たちの自然を守るためには、多くの人々が環境問題への意識を高め、積極的に参加していくことが必要です。育樹活動を通じて得られる経験が、参加者一人ひとりの心に根付いていくことを願っています。美しい自然環境が次世代に受け継がれていくことを信じ、私たちもまたその一端を担っていきましょう。