ヤングケアラーを支援する新しいオンラインサロン「ユッカ」
社会福祉法人子供の家 ゆずりはは、2025年1月31日からヤングケアラー向けのオンラインサロン「ユッカ」を開催します。家庭内の問題や負担を抱えている若い世代のための場所を提供し、共感や支え合いの場を作り出すことがこのサロンの目的です。
ユッカの目的とは?
「ユッカ」は、特に親の病気や依存症の影響で家事や家庭の世話に追われ、自分自身の時間を持てなかったり、安定した暮らしができなかったりする若者を対象としています。このサロンでは、参加者同士が自らの経験を語り合い、お互いの気持ちに寄り添うことができます。
名前の由来
サロン名の「ユッカ」とは、特定の植物を指し、「私たちひとりひとりが、空に伸びていくように咲くユッカの花のように」という想いが込められています。この名前は、参加者一人ひとりがそれぞれの人生の中で花を咲かせられるようにという願いを表現しています。
開催概要
- - 日時: 2025年1月31日、2月14日、2月28日、3月14日、3月28日(すべて19:00~20:00)
- - 参加対象者: 家事や家族の世話で自分の時間を持てず、安心して暮らせなかった方
- - 参加費: 無料
- - 年齢制限: なし
サロンはクローズド形式で、最大7人の参加者が集まって行われます。参加者は全5回に出席できる方に限られ、同じ問題を抱える仲間と自由に意見や感情を話し合うことができます。
ファシリテーター紹介
大高勇二さんは、自らも母子家庭で育ち、様々な困難を乗り越えてきた経験を持っています。自立援助ホームでの生活を経て、現在は大学を卒業し、音楽やゲームが大好きな若者です。
倉重水優さんは、精神疾患を抱える母親と暮らした経験があり、現在は友人と楽しい時間を共有しながら大学生活を送っています。彼女は、当事者の声を丁寧に伝えることが目標です。
ゆずりはの取り組み
「ゆずりは」は、児童養護施設や里親家庭での生活を経た若者たちの支援を行っています。特に、過去のトラウマや社会的な障害により、安心して暮らせない方々に寄り添い、不安を軽減する手助けをしています。
また、「ゆずりは工房」では、ジャム製造の体験を通じて仕事の機会を提供したり、高卒認定資格取得のための学習会を開いたりするなどの活動も行っています。2025年春には江東区門前仲町に新しい拠点を開設し、地域に根付いた支援を強化していく予定です。
申し込み方法
参加希望の方は、社会福祉法人子供の家ゆずりはまでお電話またはメールでお問い合わせください。
「ユッカ」は、あなたが自分の気持ちを分かち合う場所を提供します。まずはお気軽にご参加してみてはいかがでしょうか。