AI支援サービス「YAGOKORO」の登場
株式会社アキバ共和国は、2024年8月29日に開発現場の生産性向上を目指したAI支援サービス「YAGOKORO」をリリースしました。このサービスは、特にシステム運用における課題を解決することを目的としています。2025年1月には、ソースコードから仕様書を作成する新機能も予定されています。
「YAGOKORO」は、ソースコードをAIが解析することによって、どのような処理が行われているかを把握できる仕組みです。これにより、開発者は改修や機能追加が必要なファイルやプログラムを特定する手助けを受けることができ、さらにその改修指示に従って、AIが自動で改修コードを生成します。具体的な運用は、開発者が提示されたコードを元に行うため、運用者の負担を大幅に軽減します。
大学との共同研究による高精度な解析
「YAGOKORO」には、複数の大学と共同で研究開発した解析ロジックが採用されています。これにより、特許を取得した技術を活用して高精度な解析が実現できています。この解析は運用・保守の観点からも重要であり、ソフトウェア工学の専門的な知見を反映しています。
レガシーなシステムにおいても「YAGOKORO」は有用です。特にCOBOL等古い言語で構築された基幹システムは、今も多くの業界で使用されていますが、その運用には多くの課題が存在します。エンジニアが確保できない、運用が属人的である、ドキュメントが整備されていないなど、様々な壁から企業は苦しんでいます。これらの課題に対して「YAGOKORO」は、ソースコードの解析を通じて、レガシーエンジニアの補完、システムの理解支援、運用の高度化を図ることができます。
今後の展望とサービスの可能性
「YAGOKORO」は、ユーザーからの強い要望を受けて、2025年1月にはソースコードから仕様書を生成する機能を追加予定です。また、AIとのペアプログラミングが実現する運用機能も開発進行中です。これにより、開発者は更に生産性を高め、業務を効率化することが期待されています。
サービス開発の責任者である髙木裕仁氏は、「現場のエンジニアが日々感じている課題を解決するために『YAGOKORO』を開発しました。運用問題の解決に伴い、システム開発全体の生産性向上を図ります」と語っています。これは単なる機能提供に留まらず、より広範な問題に対する解決策を提供することを目指しています。
株式会社アキバ共和国の紹介
株式会社アキバ共和国は、東京都千代田区に本社を置き、人気のあるAI技術を活用した生産性向上の支援や、データサイエンス分野でのソリューションを提供している企業です。2020年に設立され、急速に成長しています。今後も新たな技術の開発に注力し、エンジニアや企業が直面する様々な課題に対して効果的なソリューションを提供していくことでしょう。
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