AutoStoreの新拠点
2021-03-17 17:06:12
ノルウェーのAutoStoreが新たに「Innovation Hub」を開設し物流効率化を図る
オートストアが新たにInnovation Hubをオープン
ノルウェーに本拠を置くロボティクス企業、オートストア システム株式会社(以下、オートストア)は、最新のテストセンター「Innovation Hub」をカルモイに設立しました。このセンターは、さまざまな温度帯やサプライチェーン環境をシミュレーションすることが可能で、業界の新たなスタンダードを打ち立てるものとなるでしょう。
目的と背景
オートストアは、PumaやGucciなどの多国籍ブランド向けにロボティクス技術を提供し、成長を加速させる取り組みを行っています。昨今の物流業界では多様性が求められており、オートストアはその需要に応えるため、Innovation Hubの開設を決定しました。72.1の指数に見られるように、企業は迅速で効率的なフルフィルメントシステムを求めています。
Innovation Hubの設立はわずか7ヶ月で実現し、サプライチェーンとリテールの施設向けに特化したロボティクス技術を搭載した初のセンターです。このセンターを利用することで、企業は自社のソリューションをリアルな環境でテストし、具体的なデータに基づく改善を行うことができます。
シミュレーション機能
Innovation Hubでは、高温および低温環境でのロボットの動作をシミュレーションできます。これは、商品が収納されているストレージシステム内で酸素レベルがどのように変化するかを調査するためのものです。様々な条件下でのテストは、実用的な応用にも直結するため、オートストアの主な強みと言えるでしょう。
オートストアのCEO、カール・ヨハン・リエ氏は、「当社がこのセンターを開設したのは、さまざまな状況で実際にテストできる環境を求めていたからです。このInnovation Hubを通じて、顧客が市場での競争力を維持し、新たなイノベーションを実現するサポートを提供します」と語っています。
マイクロフルフィルメントの重要性
最近のリテール業界では、マイクロフルフィルメントが大きな課題として浮上しています。顧客がすぐに商品を得ることができない場合、他の選択肢が生じるからです。オートストアにとって、新しいフルフィルメントシステムが求められています。
リエ氏は、店舗やショッピングセンター、オンラインプレゼンスにおいて、変革が進んでいると強調しています。「店舗ごとに異なるニーズに応えることで、顧客ブランドは業務の具体的な合理化を推進できます。そして新しいソリューションのテストと開発を常に続けていく必要があります」と彼は述べています。
まとめ
オートストアは、シーメンス、プーマ、ASDA、Boozt.comなどの顧客と協力しながら、世界中の倉庫で運用されるロボティクステクノロジーを進化させています。Innovation Hubの開設は、業界での競争力を高め、効率的な物流の実現に向けた重要なステップを意味します。今後もオートストアの取り組みに注目が集まることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
オートストア・システム株式会社
- 住所
- 東京都中央区京橋2-5-21 京橋NSビル10階
- 電話番号
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03-6228-6003