SBI VCトレードとメタプラネットの提携発表
SBI VCトレード株式会社は、ビットコイン(BTC)を中心にした戦略を進める株式会社メタプラネットと提携を開始したことを発表しました。この提携は、ビットコインの取引や保管、運用に関するサービスを強化することが目的です。
メタプラネットは、ビットコインの希少性と非政治的な金融政策に着目し、ビットコインを主要な財務資産として活用する方針を打ち出しています。同社は債務と株式を用いた資金調達を行い、現在約360BTCを保有しています。今後も「ビットコインファースト、ビットコインオンリー」を掲げる中、SBIとの提携により更なる取引の高度化を目指します。
提携の背景
この提携により、SBI VCトレードは法人顧客向けに、暗号資産の取引や保管、運用に関する幅広いサポートを提供します。特に、以下の3点が今回の提携を実現した要因となります。
1.
安心・安全のSBIグループ
SBIグループは、東証プライム市場に上場しており、約100%子会社として安全基準を遵守しています。これにより、暗号資産に関連するサービスを合法的に提供しています。
2.
暗号資産担保レバレッジ取引の導入
法人顧客は、暗号資産を証拠金として使用しながらレバレッジ取引を行うことが可能です。また、ファンディングレート方式を採用しており、これは顧客にとって有利な条件を提供します。特に、ファンディングレートがマイナスの場合には、顧客が報酬を受け取ることも可能となります。
3.
期末時価評価税の適用除外サービス
法人が保有する暗号資産に対して一定の条件を満たせば、法人課税を適用除外とするサービスが受けられます。さらに、ステーキング報酬を得ることができるメリットもあります。
SBIのサービスとメタプラネットの戦略
SBI VCトレードは、法人顧客に特化したSBIVC for Primeサービスを展開しています。このサービスを通じて、暗号資産関連の総合的なサポートを行っており、法人顧客は多様なニーズに応じたサービスを受けることができるのが特徴です。また、SBIの強固なブランド力と規制遵守は、顧客に安心感を提供します。
一方、メタプラネットはビットコインの取得を戦略的に進めており、株主価値の向上やビットコインの普及促進を目指します。顧客基盤の拡大も視野に入れ、今後の展開に注目が集まります。
まとめ
SBI VCトレードとメタプラネットの提携は、ビットコイン取引の環境をさらに充実させることが期待されます。両社の強みを生かした新たなサービス展開により、法人顧客向けの暗号資産市場が一層活性化されることでしょう。今後の成長に期待が寄せられます。