宇宙事業に14.4億円
2025-02-21 15:51:52

インターステラテクノロジズ、宇宙関連事業に14.4億円の追加交付を決定

インターステラテクノロジズがSBIR事業から14.4億円を受け取る



宇宙事業に注力するインターステラテクノロジズ株式会社は、2025年2月21日に文部科学省の中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3)において、14.4億円の追加交付を受けることが決定しました。この発表によって、宇宙輸送サービスのさらなる拡充が期待されます。

1. インターステラテクノロジズの発展



この追加交付は、先端技術を持つスタートアップの研究開発を支援するものであり、同社はこれまでフェーズ1として最大20億円、フェーズ2として46.3億円を受け取っています。本追加交付により、総額は80.7億円に達し、唯一無二の小型ロケット「ZERO」の開発推進に寄与することが期待されています。

2. 宇宙ビジネスの拡大



最近の宇宙ビジネスの拡大の背景には、小型衛星の需要増加があります。2016年の141基から2023年には2,860基に急増し、この数は約20倍にもなっています。海外の打上げ数が飛躍的に増加する中、日本も宇宙戦略基金を通じて国内の打上げ能力を向上させるための努力が求められています。この文脈の中で、インターステラテクノロジズの取り組みは意義深いものといえるでしょう。

3. 小型ロケットZEROの仕様と期待



同社が開発中の「ZERO」は、全長32メートル、直径2.3メートルのコンパクトな設計ながら、LEO(低地球軌道)への打上げ能力は800kgにも達するポテンシャルを持っています。これにより、国内外の宇宙輸送サービスに対する需要に確実に応えることが可能です。また、若手技術者や企業が宇宙へのアクセスを手軽に持てるようにするため、低価格で高頻度な打上げの実現を目指しています。

4. インターステラテクノロジズの未来



インターステラテクノロジズは、北海道大樹町にて設立され、現在は東京、福島、帯広、室蘭で複数の拠点を持っています。これまでに観測ロケットMOMOによる宇宙空間到達を達成しており、次世代の小型人工衛星打上げロケット「ZERO」の開発を進めています。また、そこへの垂直統合ビジネスを追求し、通信衛星と連携した新しい可能性を切り拓く情報通信分野へも挑戦しています。

まとめ



このように、インターステラテクノロジズは日本の宇宙産業の進展に貢献するだけでなく、国際競争力を高めるための重要な役割を果たしています。新たに交付された資金を活用し、宇宙関連サービスの展開や技術革新に努めることが期待されています。将来、私たちが宇宙と親しむことができる時代が来ることを願うばかりです。


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会社情報

会社名
インターステラテクノロジズ株式会社
住所
北海道広尾郡大樹町芽武149番地7
電話番号
0155-87-7330

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