現役Web・広告デザイナーが語る仕事のリアル
調査の背景と目的
現代のWeb・広告デザイン業界では、単にクリエイティブな才能だけでなく、最新のデジタルツールやマーケティング、トレンドに関する複合的な知識が必要です。そこで、株式会社デザポケは、現役のWeb・広告デザイナーに対して『バックグラウンド、学習方法、現在の満足度』をテーマにしたアンケートを実施しました。この調査を通じて、デザイナーたちが感じるやりがいやストレス要因を明らかにし、業界の実態を深く掘り下げます。
調査概要
- - 調査方法: インターネット調査(X、DM、社内連絡網、Webアンケート)
- - 調査期間: 2025年3月18日~3月31日
- - 調査対象: 現役広告・Webデザイナー
- - 回答数: 62名
デザイナーの出身と学習方法
出身背景
調査結果は、現役Web・広告デザイナーの出身学校の傾向を示しています。全体の約40%は芸術関連の学校から卒業していますが、その他の学歴のデザイナーも多く、特に実務経験を通じて成長していることが分かりました。多様な教育背景が、デザインのクリエイティビティに寄与していると言えます。
学習方法
デザインを学ぶ主な方法には、職場での実務や学校での授業が多く挙げられ、独学やオンラインスクールも注目されています。デザインのスキルは、学校での基礎教育だけでなく、その後の実務経験によっても磨かれることを示しています。
デザインへの関心と重要要素
始めたきっかけ
デザインを始めた理由は多様で、興味を持ったことが最も多い動機でした。ポスターデザインがきっかけとなった例も多く、視覚的な訴求が興味を掻き立てる要因となっています。
重要な要素
1.
デザインスキル・センス: 47.5%の人が最も重要と回答
2.
コミュニケーション能力: 24.6%
3.
トレンド理解やUI・UXの知識も求められています。
このように、デザインにおける成功には多角的な能力が不可欠です。
やりがいとストレスの要因
やりがい
デザイナーたちが働く中で最も感じているのは、やりがいです。特に「自分の作品が公に認知された時」や「クライアントの利益に貢献できた時」に強い満足感を得ているとのことです。
ストレス要因
一方で、長時間労働や納期のプレッシャーが最大のストレス要因であり、クライアントの要求への対応も負担に感じているようです。デザイナーはクリエイティブな職種である一方、厳しい労働条件が現実として存在しています。
収入と勤務体制
調査によると、収入に対しては約60%がやや満足または満足していると回答。一方で、収入に不満を抱く層も25%を超えており、業界内での賃金格差が浮き彫りになりました。
勤務時間についても多くのデザイナーがやや満足または満足と感じている中、働き方の柔軟性が今後の課題とされています。
まとめ
この調査を通じて、現役Web・広告デザイナーのやりがいと同時に顕在化したストレス要因を示しました。デザイン業界では、クリエイティブな才能だけでなく、多様なスキルと柔軟な働き方が求められています。これからも変化する市場に対応し、デザイナーたちが心地よく働ける環境作りが求められます。
本調査の詳細な内容に興味がある方は、
こちらの記事をご覧ください。
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会社概要
- - 商号: 株式会社デザポケ(英字 DezaPoke Inc.)
- - 代表権: 代表取締役 髙橋篤史
- - 設立: 2021年1月4日
- - 資本金: 3,000万円
- - 社員数: 19名(2025年4月現在)
- - 所在地: 東京都千代田区神田小川町一丁目10番2号
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