ディオール オートクチュール
2024-06-24 10:41:36

ディオールが描く、女性アスリートの力強さと美しさ - 2024-2025年秋冬オートクチュールコレクション

世界中のファッション関係者から熱い視線を浴びる、ディオールの2024-2025年秋冬オートクチュールコレクション。今回は、マリア・グラツィア・キウリが「女性スポーツと衣服」をテーマに、古代ギリシャの女性アスリートからインスピレーションを受けたコレクションを発表しました。

ショーは6月24日(月)午後3時(日本時間6月24日(月)午後10時)にパリからライブ配信され、公式オンラインブティックや公式YouTubeなどの各種ソーシャルメディアで視聴可能です。

今回のコレクションのテーマである「女性スポーツと衣服」は、古代ギリシャの陸上競技に着想を得ています。古代ギリシャでは、陸上競技は教育の一環としても広く行われており、女性たちにとっても重要な活動でした。その際に着用されていた運動着は、機能性と美しさを兼ね備えており、伸縮性があり、ひざ上丈が短く、肩を自由に動かせるように設計されていました。

特に、ショーのティザー動画では、紀元前四世紀に建てられたヴィッラ ロマーナ デル カサーレに収蔵されたモザイク装飾が注目されます。このモザイク装飾には、女性の五種競技の様子が描かれており、キトンを着ている審判以外の選手たちは、サブリガー(パンツ)とストロフィウム(ブラ)を着用しています。歴史上、このように女性のこのような服装が描かれたのはこれが初めてであり、女性の身体の力強さ、競争心、そして優雅さを表現しています。

さらに、ショーでは、アフリカ系アメリカ人として、アートにおける様々な分野で活躍した活動家であり、物語的なキルトでもよく知られたフェイス・リンゴールドへのオマージュも込められています。フェイス・リンゴールドの人生と、女性のエンパワメントに注力してきた側面が、コレクションに反映されています。アーティストの子供として生まれ、有名なドレスデザイナーのお針子の孫として子供の頃から布や裁縫に親しんでいたフェイス・リンゴールドの作品は、今回のコレクションにおいて重要な役割を担っています。

ディオールは、今回のオートクチュールコレクションを通して、女性の力強さと美しさを再定義し、現代における女性のあり方を表現しています。古代から現代まで、女性アスリートの姿を投影し、ファッションを通して女性の力強さ、競争心、そして優雅さを表現しています。

ぜひ、ショーの配信をお見逃しなく。
ディオールの2024-2025年秋冬オートクチュールコレクションは、古代ギリシャの女性アスリートをテーマにした、力強く美しいコレクションでした。マリア・グラツィア・キウリが描く女性像は、単なる美しさだけでなく、内面的な強さや自信に満ち溢れており、現代女性の生き方を象徴しているかのようでした。

ショーのティザー動画では、古代ギリシャの競技の様子が描かれたモザイク装飾が印象的でした。女性のアスリートたちが着用していた服装は、機能性と美しさを兼ね備えており、現代でも通用するデザインであることに驚きました。特に、選手の身体の動きを制限することなく、自由に動けるように設計された点は、現代のスポーツウェアに通じるものを感じました。

また、フェイス・リンゴールドへのオマージュも、コレクションに深みを与えていました。フェイス・リンゴールドが自身の作品を通して訴えかけてきた、女性のエンパワメントというテーマは、現代社会においても非常に重要なメッセージです。ディオールは、ファッションを通してこのようなメッセージを発信することで、女性の社会的な地位向上に貢献していると感じました。

今回のコレクションは、古代と現代、そしてスポーツとファッションという異なる要素を融合させた、非常に革新的な作品でした。ディオールが今後も、このような挑戦的なコレクションを発表してくれることを期待しています。

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