観光庁賞受賞の訳
2025-08-29 13:04:59

ワンダートランクが「ジャパン・ツーリズム・アワード」観光庁長官賞を受賞した理由

株式会社wondertrunk&co.が観光庁長官賞を受賞



昨今、観光業界において持続可能性の重要性が叫ばれる中、株式会社wondertrunk&co.(ワンダートランク・アンド・カンパニー)は第9回「ジャパン・ツーリズム・アワード」において観光庁長官賞を獲得しました。この栄誉あるタイトルは、同社と富山県が共同で推進している地域一体の素材を生かしたインバウンド戦略に対する評価が背景にあります。

受賞のテーマとは



今回の受賞テーマは「富山を世界のデスティネーションへ:地域一体のモダンラグジュアリー戦略の推進〜富山県が4年でNY Timesの行くべき52の場所に選出されるまで〜」です。これは、富山県が4年間の努力の結果、ニューヨーク・タイムズが選ぶ52の旅行先の一つに選ばれたことを意味しています。

wondertrunk&co.の役割



wondertrunk&co.は、2021年から富山の地域連携DMO「水と匠」と提携し、海外市場向けのプロモーションや宿泊施設、体験プログラムの開発・販売に協力してきました。特に注目すべきは、2022年の新たなインバウンド戦略で、富山県と共に欧米の「モダンラグジュアリー」層を対象にしたプロモーションを展開しました。この戦略は、観光行政、企業、DMOが一体となって高付加価値の観光体験を提供することを目的としており、観光資源の循環再生に寄与しています。

サステナブルツーリズムの実現



特に印象的なのは、散居村の宿泊施設開発において取り入れられた「リジェネラティブ(循環再生)」の概念です。この考え方は、地域保護に対する旅人の参加を促進し、持続可能な観光基盤の構築へと繋がっています。文化の継承と経済の循環を両立させるこの取り組みは、観光地としての富山の認知度を向上させ、地域への訪問者数を増加させることに成功しています。

ジャパン・ツーリズム・アワードとは



ジャパン・ツーリズム・アワードは、観光促進のために特に優れた取り組みを表彰するイベントであり、今回213件の応募の中から選ばれました。これにより、各受賞者が報道され、他の地域やプロジェクトへのインスピレーションとなることを目的としています。

今後の展望



この受賞を受けて、wondertrunk&co.の共同CEOである岡本岳大氏と高橋亘氏は、「地域の皆様とともに新たな体験や価値を生み出し、日本が誇る観光地になるよう努力していく」と声明を発表しました。観光業の復活が期待される中、次世代の旅行者における意義ある訪問を促進することが重要です。

受賞式の詳細



今回の授賞式は2025年9月25日(木)にAichi Sky Expoで開催される予定です。観光業に関わる多くの人々が集まり、各地域の取り組みや成果を共有し合う場となるでしょう。

株式会社wondertrunk&co.について



wondertrunk&co.は2016年に設立され、「日本の地域を世界の旅行先に変える」というミッションを掲げて活動しています。外国人旅行者向けの戦略的マーケティングから、ラグジュアリートラベル事業まで、様々な取り組みを行っています。多国籍のチームが在籍し、多様な視点から地域の魅力を発信しています。今後も新たな体験を創造し、富山が世界の観光地としての地位を確立する一助となることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社wondertrunk & co.
住所
渋谷区神宮前1-20-13 deartech. BLD 3F
電話番号
03-5413-8827

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