長崎での新しいデジタル体験
長崎県では、今注目の「デジタル初心者・文系でもわかるDX講座」が開催される。この講座は、デジタルトランスフォーメーション(DX)への理解を深め、デジタル技術の導入を支援することを目的としている。
各種サポートでデジタル導入を実現
ながさきDX推進プロジェクトは、長崎県内の企業をターゲットにデジタル技術の普及を図る団体である。本講座もその一環として位置付けられ、株式会社スライベックスのDXコンサルタントである前原成美氏が講師として登壇する。そして、この講座は令和7年度長崎県デジタル力向上支援事業費補助金の対象でもある。
多くの人が「DX」と聞くと、ITに詳しくない自分には関係ないと感じるかもしれない。しかし、今回の講座は、特にデジタルに不安を持つ初心者や非IT系の方を対象にしているため、誰でも気軽に参加できる。パソコンやITのスキルがなくても大丈夫だ。
実践型の学び
このワークショップ形式の講座では、葦型ワークや実際のノーコードツールである「kintone」を用いて、アナログ業務の改善方法を体験的に学べる。DXって何だろうと思った時に、不安が取り除かれるようなカリキュラムが組まれている。カリキュラム全体で10時間に及び、講義とワークショップを通じて、楽しく「DX」の基本を学びながら実践に結び付けることができる。
スケジュールと内容
講座は、オンラインと集合研修のハイブリッド形式で行われ、定員は20名で受講料は80,000円(税抜)となっている。集合研修は、以下のように3回に分けて実施される。
- - 第1回 (9月2日):業務見直しとノーコードツールの紹介(2時間)
- 自社業務の棚卸しワーク
- kintoneの特徴と導入事例
- - 第2回 (9月8日):ノーコードツールを使った業務アプリ作成実習(4時間)
- アプリの基本構造やプロセス管理について学ぶ
- - 第3回 (9月16日):実践的なアクション計画作成(2時間)
- 業務改善ワークショップなど
講師プロフィール
前原成美氏は、アパレルや食品販売などの分野で豊富な経験を持つDXコンサルタントであり、業務改革やIT戦略の立案に関わってきたスペシャリストである。彼女の信条は、部分最適でなく、全体最適によるDXの促進であり、受講者それぞれのビジネスが成長するための支援を惜しまない。
参加する意義
この講座は、デジタル化に自信がない、または初めての方でも参加しやすい内容になっている。デジタルの世界はどんどん進化しているが、それについて行くためには、こうした基礎的な学びが不可欠である。興味がある方は、ぜひ参加して、自らのビジネスにどう活かすかを考える良い機会としたい。デジタルの力を活用して、長崎県全体の業務効率を向上させるための第一歩を踏み出そう。
長崎県の今後のデジタルトランスフォーメーションの進展に期待が高まる。