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2026年の新たな一歩を示す岡美里の絵画展

2026年1月24日(土)、東京・代官山に位置するSISON GALLERyにおいて、美術作家・岡美里による新たな絵画展が開催されます。この展覧会は、前年京都で行われた回顧展をベースに新作を加えた構成となっており、タイトルは「私たちは非常にゆっくりと蒸発している」です。この絵画展は、岡美里作家としての成長を感じさせる貴重な機会となります。

会期と会場

岡美里の絵画展は、2026年1月24日から2月7日までの期間で開催されます。展示会場は、代官山の本格的なアートスペースであるSISON GALLERyです。開廊時間は13:00から18:00（最終日は17:00まで）で、月曜と火曜は休廊日となります。

特別なオーダー会の実施

展示会では、2年ぶりに実施される横顔ポートレートのオーダー会も同時に行われます。岡美里は「友だちの横顔」という独特なスタイルで、通りすがりの人々からの依頼を受け、これまでに約2000人の横顔を描き上げてきました。その中で、彼女の作品には肩や背中のシルエットに、その人らしさを映し出すという魅力があります。このオーダー会は、参加者が好みの服装で訪れた際に、短尺のインタビューとともに撮影を行います。そして、オーダーされたポートレートは、3ヶ月後に自宅へお届けされます。

作家岡美里について

岡美里は、東京出身で女子美術大学油画科を卒業後、多摩美術大学版画研究室に所属しました。彼女のキャリアは多岐にわたり、ソニーミュージックでデザイナーやPVディレクターとしても活躍。そして、美術作家として転身してからは、移動とコミュニケーションを意識した展示活動を展開しています。彼女は日常の中での美しさを捉えることに重きを置いており、作品には独自の人生観が反映されています。

美しさを見出すアプローチ

岡美里による「蒸発」の概念に関しては、彼女が次のように語っています。「人は水の入ったコップのようで、人生のあらゆる瞬間において少しずつ存在が蒸発している。これはにとって、決して恐ろしいことではないのです」。彼女は日常生活の中でごく小さな美しさを見出すことを大切にしており、それが彼女の作品作りにも影響を与えています。

SISON GALLERyについて

SISON GALLERyは、代官山・猿楽町の静かな通りに位置するアートギャラリーで、築100年の日本家屋を改装した特別な空間です。古い時間と新しい美術が交錯する中で、岡美里の作品はその特有の深みを一層引き立てているでしょう。来場者は、岡の静かなポエジーを感じ取ることができます。

この機会に、ぜひ岡美里の絵画展をお訪れください。新たな年の始まりに寄り添う彼女の作品を楽しむことができる貴重なひとときが待っています。

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