岡本製作所と広島女学院大学が手を組んだ新しい挑戦
歴史ある造船会社、株式会社岡本製作所が広島女学院大学との連携を通じて、革新的なオリジナルカレーを発表しました。このカレーは、地域の特産品を生かし、フードロス削減にも寄与するという魅力的なコンセプトで展開されています。
みんなのアイデアを形に
プロジェクトの名は「HJUカレープロジェクト」。これは、広島女学院大学の学生たちが中心となり、地域貢献や食品ロスの解決を考えながらカレーの開発に取り組んでいます。彼らのユニークなアイデアから生まれたのは、「トマトとチキンのふるさとカレー」と「レモン香るさわやかアイリスカレー」という2つのレトルトカレーです。
「トマトとチキンのふるさとカレー」
このカレーは、地域で育まれた食材を使い、希望の灯をともすことを目指して開発されました。トマトの酸味と鶏肉の旨味がうまく調和しており、栄養バランスにも優れています。この商品を通じて、実際に88kgものフードロスが削減されています。
「レモン香るさわやかアイリスカレー」
もう一つのカレーは、広島産のレモンを使った爽やかな味わいが特徴です。女子大学生ならではの新鮮なアイデアが詰まったこのカレーは、地域の風味を感じさせるヘルシーな一品です。本製品により、46.5kgのフードロス削減も達成されています。
地域の力を結集
岡本製作所は、1964年の設立以来、造船業を中心に成長してきましたが、最近では技術の多角化を進めています。その中で、農業分野にも進出し、「しまなみリーフ」というブランドを立ち上げ、地域特産品の生産に力を入れています。これにより、地域社会と共に歩む姿勢が強化されています。
今後の展望と社会的意義
今回のプロジェクトは、学生たちの自由な発想を尊重しながら、社会問題に向き合う姿勢を示しています。岡本製作所は、フードロス削減や地域貢献がもたらす社会的な価値を再認識し、今後も新たな分野への挑戦を続けていく意向を持っています。
社員が地域での暮らしを楽しみながら働ける環境も整備されており、因島特有のライフスタイルに共感する仲間を広く求めています。
商品詳細
- - 商品名: トマトとチキンのふるさとカレー、レモン香るさわやかアイリスカレー
- - 発売日: 2025年10月18日から先行販売開始
- - 価格: 各700円(税込)
- - 内容量: 各160g
- - 販売場所: 広島女学院大学文化祭「ひろしま祭」及び、MOTTAINAI BATONの公式オンラインショップ
地域の資源を活用し、未来を担う人材が自らの手で社会課題にアプローチする姿。新しい時代のカレーは、岡本製作所と広島女学院大学から生まれました。これからも彼らの活動に注目が集まりそうです。