TBMとTOWグループの連携による「EventGX」の開発
株式会社TBMと株式会社テー・オー・ダブリュー(TOWグループ)は、新たなCO2排出量可視化ツール「EventGX」を共同で開発しました。本ツールは、TBMが提供する温室効果ガス可視化サービス「ScopeX」を活用し、TOWグループの豊富なイベント制作ノウハウを組み合わせたものです。この連携により、イベントに関するCO2排出量の可視化がより精緻かつ効率的に行えるようになります。
「EventGX」の特長
「EventGX」はイベントを開催する前段階からCO2排出量を算出できる機能を持つ点が特徴です。これにより、イベントの計画段階で環境に配慮したプランへの再構築が可能となります。また、イベント終了後には実際のCO2排出量を算出し、その結果をクライアントに対するレポートとして提供します。
データの信頼性
「EventGX」で使用されるデータベースは、環境省が作成した最新の排出原単位データベースに基づいており、GHGプロトコルなどの国際的な基準に従った計算方法が用いられています。このため、一貫性と信頼性が高く、定期的なデータ更新も行われるため、常に最新の数値が反映されます。
特長1: 多様なイベントへの対応
「EventGX」は、街頭イベント、ポップアップショップ、カンファレンスなど多様なイベントに対応しています。これにより、各種イベントの特性に応じたCO2排出量の算出が可能です。
特長2: CO2排出量レポートの提供
イベントごとにCO2排出項目を各原単位に紐づけた独自の算出フローを構築することで、算出作業の負担を大幅に軽減しました。オンラインでレポートが作成できるため、手間とコストを削減し、迅速な報告が可能となります。
特長3: 事前のCO2排出量予測
実施前に予想されるCO2排出量を算出することで、より最適な環境負荷低減のためのアクションを提案できる点も見逃せません。TBMの「サステなイベントガイドライン」に基づくソリューションを利用すれば、環境への配慮もより高まります。
TBMの取り組み
株式会社TBMは環境に優しい新素材「LIMEX」の普及や、プラスチックのリサイクル事業に力を入れています。2022年から始まった「ScopeX」は、幅広い業界で採用されるなど、様々な企業や団体のCO2排出量算定をサポートしています。
TOWグループも、持続可能な社会を実現するためのイベント制作に特化したアプローチを進めています。「サステなイベントガイドライン」を基にした環境負荷への配慮されています。
まとめ
今回の「EventGX」開発は、TBMとTOWグループの強力な連携によって実現したものであり、イベント業界における環境負荷低減の重要なステップです。今後もこのツールを通じて、持続可能な社会の実現に貢献を果たしていくことでしょう。これからのイベント制作が、環境により配慮した形で進化していくことが期待されます。