落語で防ぐ特殊詐欺
2025-05-29 17:24:25

落語で学ぶ最新の特殊詐欺対策!吉原朝馬氏が川越で「詐欺に喝(勝つ)!2」を初披露し、巧妙化する手口に警鐘を鳴らす

特殊詐欺被害が後を絶たない現代社会において、その手口は日々巧妙化し、多くの人々が狙われています。国民が詐欺から身を守るための啓発活動は喫緊の課題です。警察庁主導の「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」(SOS47)プロジェクトチームは、全国警察と連携し、特殊詐欺防止策の普及に努めています。

その一環として、先日埼玉県川越市で開催された「川越市民生委員児童委員協議会連合会 総会」で、警察庁特別防犯支援官である落語家の吉原朝馬氏が、新作落語「詐欺に喝(勝つ)!2」を初披露しました。吉原氏は、独自のユーモアと親しみやすい語り口で観客を魅了し、特殊詐欺の恐ろしさとその予防策を深く印象付けました。

この落語では、最新の詐欺手口が具体的に紹介されました。特に注意を促されたのは、国際電話を悪用した詐欺です。詐欺師は、電話番号の冒頭に「+」記号が付く国際電話番号で架電し、あたかも東京03から始まり末尾が110で終わるような偽の警察署番号を表示させます。これにより、被害者は警察からの電話と信じ込み、警戒心を解いてしまいます。

さらに、「警察官はLINEしません!」という衝撃的な事実を突きつけるように、LINEを使った詐欺も横行しています。詐欺師は警察を名乗り、LINEでのやり取りに誘導し、ビデオ通話で偽の制服姿を映し出して警察官であるかのように見せかけます。そして、捜査のためと称して個人情報を聞き出したり、要求に応じなければ偽の逮捕状で脅し、示談金などを支払わせようとします。

吉原氏の巧みな話術は、単なる情報伝達に留まらず、参加者一人ひとりがこれらの手口を自分ごととして捉え、具体的な対策を考えるきっかけを与えました。笑いを交えることで、難解に感じられがちな防犯情報が身近で理解しやすいものとなり、会場は和やかな雰囲気に包まれました。

講演の最後には、実践的な防犯策として、国際電話を普段利用しない人が利用を停止できる「国際電話利用休止申込書」の活用が提示されました。吉原氏は、申込書の記入方法を丁寧に説明し、その場での申し込みを強く推奨しました。国際電話不取扱受付センター(電話0120-210364、平日9-17時、土日祝24時間自動音声、ウェブサイトhttps://www.kokusai-teishi.com/)にて無料で手続きが可能です。この簡単な手続きで、国際電話詐欺の入り口を未然に防ぐことができます。

吉原氏によるこの啓発活動は、地域社会の防犯意識を高め、特殊詐欺被害の撲滅に向けた大きな一歩となるでしょう。

この総会は、2025年5月26日(月)に川越市総合福祉センター(オアシス)にて開催されました。


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会社情報

会社名
「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトチーム
住所
東京都千代田区霞が関2丁目1番2号
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