低コストのフィルター監視装置が水処理の未来を変える！展示会で新発表

水処理の新たな幕開け：低コストフィルター監視装置の誕生

水は生命を支える基本的な資源であり、淡水はその重要な一部です。しかし、私たちの生活や産業全般において水の使用は加速度的に増加しています。今後、いっそう深刻化するであろう水不足問題に対抗するために、効率的な水処理が求められています。そんな中、シンクランド株式会社が開発した業界初の低コストフィルター監視装置が、11月に開催される展示会「水イノベーション」にて新たに発表されます。

従来の水処理方法の課題

水処理に欠かせないのが濾過装置ですが、その中でもフィルターの目詰まりは大きな課題です。フィルターの目詰まりが放置されると、機器に不具合が生じる可能性があります。多くの企業がアナログ的な方法でフィルターの状態を確認することで、見えない問題を抱えています。特に中小企業では、コストを抑えながらも効率的な監視が求められていましたが、高額なデジタル水流計の導入は難しいのが現状です。

低コストフィルター監視装置の特徴

シンクランドが開発した新しいフィルター監視装置は、既存のフィルターハウジングに簡単に取り付けられ、フィルターの状況をリアルタイムで監視できる点がウリです。この装置は、屋外での使用も可能なため、さまざまな環境で活躍します。さらに、今回の開発では低消費電力の設計が施されており、未来には微動発電機能を搭載することを視野に入れています。これにより、電気代が抑えられると同時にエコな製品としても注目されるでしょう。

水問題への貢献

地球の淡水資源は非常に限られており、私たちの水の使用が今後ますます厳しくなると予測されています。シンクランドでは、今回のフィルター監視装置を通じて水資源の潜在力を最大限に発揮することを目指しています。海水の淡水化や下水の再利用といった新たな水利用技術が求められる中、このフィルター監視装置が解決策の一環となることを期待しています。

展示会の詳細

この新製品は、11月12日から14日まで東京ビッグサイトで開催される「水イノベーション」にて発表されます。この展示会では、様々な水処理技術やサービスが紹介され、約25,000人が来場予定です。新しいフィルター監視装置がどのように水処理業界を変えていくのか、直接その目で確かめてはいかがでしょうか。

会社概要と今後の展開

シンクランド株式会社は、2014年に設立されたベンチャー企業であり、医療や介護、福祉用機器の研究開発にも力を入れています。「Thinking for the best」というキャッチフレーズのもと、環境・医療・SNSをキーワードに新たな事業を展開する姿勢を大切にしています。今後は海外市場への展開も視野に入れ、売上高5億円を目指してさらなる成長を図っています。