インクルーシブファッション
2024-12-03 12:33:16

キヤスクとZOZOが提携、インクルーシブファッション新時代を切り開く

ファッション界に新たな動きが訪れています。インクルーシブファッションという言葉をしばしば耳にするようになりましたが、これは障害を抱える方々や多様な体型の人々が、安心しておしゃれを楽しめるように工夫されたスタイルを指します。そして、その流れに一歩踏み出すことになったのが、株式会社ZOZOと株式会社コワードローブが共同で運営する「キヤスク with ZOZO」です。

この取り組みは、障害者のために特別にデザインされたウェア、通称「インクルーシブウェア」を受注生産で提供するものです。具体的には、国際障害者デーにパンツの受注販売を開始することが決定しました。今回の受注販売は、株式会社TSIが展開する「ナノ・ユニバース」と、オンライン限定レーベル「SHIPS.me」を通じて行われ、これらのブランドがキヤスク with ZOZOの開発した商品を販売します。

特に注目すべきは、キヤスク with ZOZOが新たに13サイズを追加したことです。これにより、身長やウエストサイズの組み合わせによって、最大69サイズの展開が可能になります。この広範なサイズバリエーションは、ファッションの選択肢を広げ、車椅子利用者を含む多様な体型のユーザーが、自らの好みに合ったスタイルを楽しむための大きな助けとなります。

TSIの近藤聡氏は、「ファッションエンターテインメントの力で、共感と社会的価値を生み出すことが私たちの目指すところ。誰もがファッションを楽しめる社会をつくるために、キヤスク with ZOZOに賛同し参加しています」と述べています。一方でシップスの北畠芳治氏も、「ファッションは自己表現の一形態。キヤスク with ZOZOとの協業により、表現の幅を広げ、安心して楽しめる場を提供したい」と語ります。

このように、キヤスク with ZOZOは、従来のファッションの枠を超え、バリアフリーの観点からも注目されています。利用者に寄り添ったデザインはもちろん、サイズの多様性も実現されます。このシステムの利用を通じて、障害を持つ方々の日常にファッションが豊かさをもたらし、自己表現の一環としての重要性が再確認されることでしょう。

ZOZOが開発した「マルチサイズ」機能により、ユーザーは簡単に自分に適したサイズを選べます。このサービスの導入で、ファッションを楽しむハードルが下がり、物理的な制約から解放されることが期待されます。今後も、キヤスク with ZOZOは、共感できるファッションブランドと提携し、インクルーシブウェアの普及に努めていく予定です。

全ての人がファッションを楽しめる未来を目指して、キヤスク with ZOZOは挑戦を続けます。


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会社情報

会社名
株式会社ZOZO
住所
千葉県千葉市稲毛区緑町1-15-16
電話番号

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