映像翻訳者のための新たな学びの場、1DAYワークショップ開催
近年、企業の動画活用が盛んになり、それに伴い映像翻訳のニーズが高まっています。従来の産業翻訳に加え、社外向けのプロモーションビデオや社内向け教育映像、さらにはインバウンドビジネス向けの動画など、扱う範囲が広がる中で、映像翻訳を学ぶ必要性も増しています。この需要に応える形で、日本映像翻訳アカデミー(JVTA)は特化した1DAYワークショップを2024年12月14日(土)に開催します。
映像翻訳が求める新しいスキルとテクニック
これまでの産業翻訳はテキスト中心でしたが、映像翻訳は視覚的な要素を多く含む特性があります。このため、単なる翻訳だけでなく、映像に映ったメッセージを正確に捉え、それを字幕や吹き替えとして適切に表現する技術が求められます。JVTAは、そのような新たなニーズに応えるため、専門的なテクニックを学べるプログラムを提供します。このワークショップでは、映像翻訳に必要な知識と技術を、ポイントを絞ったレクチャーと実践的な訓練を通じて習得することができます。
ワークショップの内容と特徴
参加者は、映像翻訳におけるクライアントの最新の動向や基本的な考え方について学べるレクチャーを受けることができます。さらに、実際の映像素材を用いて、字幕制作のルールや映像に込められたメッセージの解釈を学びます。限られた字数内での日本語表現の工夫や、動画構造の理解、映像からの情報を生かした訳文作成など、実践的なテクニックが習得できるのが特徴です。このワークショップは、翻訳実務経験を持つ方で映像翻訳に興味のある方、映像翻訳の経験がない方、新たなジャンルの翻訳スキルを身につけたい方にとって、非常に有益な機会となるでしょう。
参加方法と詳細
このワークショップは、ハイブリッド形式で実施されます。対面参加は最大20名、リモート参加は最大40名まで受け付けています。受講料は2,750円(税込)で、日時は2024年12月14日(土)の10時から12時までです。この貴重な機会に興味がある方は、JVTAの公式ウェブサイトを通じて申し込むことができます。
終わりに
日本映像翻訳アカデミーは、映像翻訳者や翻訳業界全体をサポートすることを目指し、常に新しい取り組みを続けています。この1DAYワークショップを通じて、翻訳者の皆さんがさらなる高みを目指す手助けとなることを期待しています。将来的に映像翻訳を志す方々にとって、このワークショップは新しいスタート地点となるでしょう。