美濃焼アクセサリーブランド『七窯社』がリニューアルで雇用強化と地域振興を目指す

美濃焼アクセサリー『七窯社』のブランドリニューアル

岐阜県多治見市の美濃焼タイルメーカー、有限会社鈴研.陶業が、同社の美濃焼アクセサリーブランド『七窯社』をリニューアルしました。この取り組みは、地域の活性化と美濃焼の価値向上を目指す一環として展開され、雇用の強化も含まれています。

ブランドリニューアルの背景

鈴研.陶業は1949年に創業し、70年以上の歴史を持つ企業です。初期は住宅や公共建築向けのタイル製造を行い、近年ではその専門知識を活かした新しいタイルの利用提案をしています。このベースに基づき、2008年に美濃焼の美しさと技術を未来へ繋ぐため『七窯社』が設立されました。

現在、約300の小売店と提携し、国内外で製品を取り扱っています。また、2020年には国際的な見本市であるメゾンエオブジェに出展。2022年度には、JETROのプログラムに初めて認定されるなど、多方面での展開が好調です。

国内外での売上増加

近年の国内宝飾品市場は、前年比107%で成長が見込まれており、2032年までにはハンドメイドジュエリー市場が約2倍になると予測されています。これに伴い、鈴研.陶業も販売戦略の強化を図り、リニューアル後の第一歩として新たな雇用を生み出す方針です。

鈴研.陶業の代表取締役社長、鈴木耕二氏は「岐阜県多治見で受け継がれてきたタイルの技術と知見を生かし、地域経済と美濃焼の価値向上に貢献していきたい」とコメントしています。