大正大学の支援基金
2020-04-29 14:00:21
大正大学が新型コロナ対策基金を設立、在学生に5万円を給付
大正大学が新型コロナ対策臨時基金を設立
大正大学は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている在学生に向けて総額4億5千万円の新型コロナ対策臨時基金を設立しました。この基金は、主に学業に専念できるよう支援することを目的に、在学生1人あたり5万円の給付や、その他の経済的支援を提供します。
臨時基金の具体的使用方法
1. 在学生への奨学給付
この基金の一環として、在学生に一律に5万円を給付します。これは、5月11日からのオンライン授業に際し、必要なインターネット環境や学習環境の整備を加速するための支援です。返済の必要はなく、使途の報告義務もないため、学生にとって非常に便利な制度と言えるでしょう。
2. 困窮学生に対する経済的支援
また、急に困窮することになった学生に対しても支援が行われます。例えば、保護者の収入が激減した場合、授業料の減免が行われ、一人当たり最大30万円が返済不要で提供されます。さらに、アルバイト収入が減少した学生には、最大20万円までの貸付が用意されています。これに関する詳細は、5月中に発表される予定です。
3. オンライン教育の充実
新型コロナの影響で、オンライン授業が普及しています。大正大学は、単なる対面授業の代替だけでなく、教育の質を一層向上させるために、特別予算を設定し、緊急的な取り組みを開始します。
大正大学の新しい教育システム
大正大学では、2020年度入学生から「eポートフォリオ」を導入します。このシステムは、学生が自らの学修活動をデジタルで記録・管理し、生涯にわたる学びをサポートするものです。また、社会創造系学部群においては、チュートリアル教育を導入し、学生一人ひとりに合わせた学修サポートを提供します。
就職支援とキャリア教育
さらに、就職を控えた学生のために、オンラインでの就職支援やキャリア教育プログラムも充実させます。従来の方法と併せて、パンデミック後の対面型支援へとつながる体制を整えていく予定です。
図書館の遠隔利用サービス
授業がオンラインで行われている間、図書館は閉館していますが、特別に遠隔での貸出サービスを開始します。Web申込による図書の貸出と複写が可能となり、自宅まで書籍を送付します。このサービスも学生にとって非常に便利です。
大正大学の理念と背景
大正大学は1926年に設立され、天台宗・真言宗などの宗派が協力して運営しています。その背後には、「智慧と慈悲の実践」という建学の精神があり、これを基にした教育ビジョン「4つの人となる」が掲げられています。学生に対しては、学業と人間性を育む教育が求められています。
大正大学は、新型コロナウイルスという困難な状況に直面しながらも、学生に寄り添った支援を積極的に展開しています。この取り組みは、他の教育機関にとっても良いモデルとなることでしょう。
会社情報
- 会社名
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学校法人 大正大学
- 住所
- 東京都豊島区西巣鴨3-20-1
- 電話番号
-
03-3918-7311