2024年に実施される障害のある方への合理的配慮の提供が義務化を前に、株式会社STYZが運営するインクルーシブデザインスタジオCULUMUは、首都圏の国立、私立、公立大学を対象にアクセシビリティ対応状況の調査を行いました。この調査は、230大学に及ぶもので、調査期間は2024年9月27日から10月25日までの約1ヶ月間です。よって、調査結果は2024年11月8日(金)12時に公開される予定です。
この調査により、大学におけるアクセシビリティ方針や実施状況、ウェブアクセシビリティの試験結果、そしてサステナブル政策に関する具体的なデータが得られました。具体的には、国立大学は14校中2校が、そして公立大学は6校中5校がウェブアクセシビリティ方針を公開している一方で、私立大学では209校中15校のみがその方針を示している現状が浮き彫りになりました。また、教育機関のウェブサイトにおけるアクセシビリティ対応の必要性が増していることが明らかとなりました。
CULUMUでは、特に有意義とされているのは、研究の結果について話し合うオンラインセミナーを2024年11月28日(木)の15時より開催することです。このセミナーでは、調査から得られたアクセシビリティ対応に関する状況を詳しく説明し、各大学の取り組み状況や課題について掘り下げていきます。ブラウザには多様な人々にとって利用しやすいウェブサイトを実現するための具体的な手法を提案し、今後の展望も共有する予定です。参加は無料で事前申し込みが必要です。希望者は特設ページからお申し込みをされることをお勧めします。
調査レポートの摘要として、様々な大学のウェブアクセシビリティのトレンドが確認されました。特に、近年は企業や公的機関がアクセシビリティを考慮したウェブサイトの作成を進めています。また、独立した評価方法を導入することで、より実用的な改善に向けたアドバイスや実施例を提供することが、当スタジオのアプローチとなっています。
ウェブサービスの重要性は日々増しており、来年度からの障害者差別解消法改正により、各事業者は障害者に対して合理的配慮を行うことが求められています。これに伴い、特に大学でのアクセシビリティ対応が急務とされている中、CULUMUはその先駆けとして、国内の大学におけるアクセシビリティを高めることに貢献していく方針です。
この取り組みは、日本におけるインクルーシブ社会の実現に向けた重要な一歩であり、大学教育の場においても多様なニーズへの応えとしての役割を果たすことが期待されています。
オンラインセミナーの参加に興味がある方は、ぜひ特設ページからお申し込みください。未来の教育機関におけるアクセシビリティの向上に向けた重要な議題について、参加者と共に考えていきましょう。
【オンラインセミナーの詳細】
- - 開催日時: 2024年11月28日(木)15:00 - 16:00
- - 形式: Zoomによるオフライン開催
- - 参加費: 無料
詳細及び申し込みは
こちらからご覧いただけます。