新時代の家賃支払い方法が実現
リース株式会社とインバウンドテックが、外国人入居者向けに画期的なサービスを提供することを発表しました。これにより、賃貸住宅の家賃支払いがQRコード決済「WeChat Pay」や「Alipay+」を通じて行えるようになります。このサービスは、日本で初めてとなる家賃請求にQR決済を導入する試みであり、外国人入居者の家賃支払いを大幅に簡素化するものです。
背景とサービスの必要性
最近では、日本国内で生活する外国人労働者や留学生の数が増加していますが、彼らが賃貸住宅を借りる際のハードルは高くなっています。特に、日本の金融機関における口座開設が難しいため、これが家賃支払いの障壁となっていました。多くの外国人は現地の銀行口座を持っておらず、口座振替や振込を利用しなければならず、支払いを完了することが困難でした。
家賃未払いの理由としては、「支払い方法が分からない」「口座を持っていない」などが挙げられます。このような状況を改善するために、リースは「WeChat Pay」や「Alipay+」など、中国で広く利用されている決済サービスを採用しました。これにより、外国人入居者は母国の決済手段を使って、スムーズに家賃を支払うことが可能になります。
提供されるサービスの詳細
この新しい家賃支払いサービスは、賃貸物件の入居者がQRコード決済を利用して、簡単に家賃を支払うことを可能にします。特に、リースは2024年12月から外国人入居者向けの「多言語あんしんサポート」を提供し、13言語での電話サポートを行う予定です。このサポートが加わることで、外国人が日本での賃貸住宅を借りやすくなることが期待されます。
家賃保証会社や管理会社にとっても、このサービスは魅力的です。言語の壁を乗り越え、入居者からの家賃回収率が向上することが予想されます。借り手と貸し手、双方にとってメリットのあるこのサービスの実現は、ますます高まる外国人の賃貸住宅ニーズに応えるものです。
サービス開始と利用方法
この新たな家賃請求サービスは、2025年4月初旬より開始される予定です。利用者は、リースの提供する「家賃保証クラウド」に申し込む必要があります。価格については、オープン価格とされていますので、興味のある方は公式サイトでの問い合わせが推奨されています。
興味のある方はぜひ、下記URLをご覧ください。
リース株式会社お問い合わせ先
リースとインバウンドテックは、今後もこうした外国人向けのサービスの拡充を進めていく意向を示しており、日本における賃貸住宅市場に新たな風をもたらすことでしょう。
企業情報
・リース株式会社
設立:2018年9月13日
所在地:東京都新宿区西新宿7丁目9-16 西新宿メトロビル 6F
URL:
https://rease.co.jp/
・株式会社インバウンドテック
設立:2015年4月1日
所在地:東京都新宿区新宿 1-8-1 大橋御苑駅ビル
URL:
https://www.inboundtech.co.jp/