特別支援学校の生徒たちの成果を発表
12月12日、パルシステム熊谷センターで特別支援学校生徒の手作りによる新鮮野菜や工芸品の販売会が開催されました。このイベントは昨年に続いて実施され、深谷はばたき特別支援学校の生徒たちが、学校で育てた農作物や手作りの陶芸、木工、布革製品などを販売しました。
魅力いっぱいの販売会
会場には、販売を手掛ける生徒たちがいる一方、訪れる職員たちの熱気が感じられました。会場は1階の玄関とロビーで構成され、生徒たちが収穫した新鮮な野菜が全て100円という手頃な価格で並び、訪れる人々の心をつかみました。終始にぎわいの中で、売り切れる商品が続出しました。
特に野菜の担当をしていた田島志庵君は、「たくさんのお客さんと交流できて楽しかった。収穫作業が大変だったが、その分多くの人に自分たちの作ったものを見てもらえて嬉しかった」と、売り場での経験を振り返りました。
また、布革製品の販売を担当した飯島哲平君は、「お客様に褒められると、自分の作品に対する自信もつくし、さらに頑張ろうと思えます」と笑顔で語りました。
サポート体制の重要性
パルラインでは、特別支援学校の生徒たちの成長を助けるために、ジョブコーチ制度を積極的に導入しています。この日は、22人のジョブコーチが生徒たちをサポートしました。大貫智子職員は、「障害を持つ職員が活躍してくれることが嬉しい。彼らが仕事の楽しさを感じてくれると私もやりがいを感じる」と語ります。
卒業生の活躍
販売会には、過去の卒業生も多く参加しており、彼らは職場での重要なスタッフとして、日々の業務を支えています。来年度採用予定の生徒も参加し、「職員はみんな優しく、働くことが楽しみです」と、将来への期待を口にしました。
多様な雇用の推進
パルラインでは、障害者だけでなく、長期無業者や生活困窮者など、さまざまな背景を持つ人々を受け入れる雇用形態を推進しています。これにより、職場全体で理解を深めることで、雇用定着を支援しています。パルラインは、今後も多様な人々が活躍できる職場づくりに努めていくことを約束しています。
まとめ
パルシステムグループの社会的包摂を目指し、特別支援学校の生徒たちの取り組みが多くの人々に感動を与えました。このようなイベントは、地域社会との絆を深める有意義な機会となっています。今後も彼らの成長を見守り、支援する活動が続けられることでしょう。