新たな認証サービス
2024-12-09 10:24:28

アドバンテックが提供するIoTデバイス向けの新認証サービス

アドバンテックが開始した革新的な認証サービス



アドバンテック株式会社は、2024年10月4日に、日本国内で「IEC 62443認証サービス」の提供を発表しました。このサービスは、IoTデバイスのセキュリティ強化を目指しており、フランスに本社を置くビューローベリタス社との連携によって実現しました。IoTやエッジコンピューティングが進化する中で、デジタルセキュリティへの要求も急速に高まっています。

IEC 62443とは?



IEC 62443は、産業用オートメーションおよび制御システムのセキュリティに関連する国際規格です。このフレームワークは、様々な業界で適用可能であり、特にエネルギー、医療、輸送分野での導入が進んでいます。しかしその一方で、セキュリティ対策を講じることが難しいという声もあります。アドバンテックは、企業がこれらの規格を理解し、効果的に実装できるようサポートを行っています。

新サービスの内容



「IEC 62443認証サービス」は、IoTおよびエッジコンピューティング機器のセキュリティに特化しています。このサービスは、以下の2つの主要な要素から構成されています。

1. IEC 62443-4-2 機能的セキュリティ
アドバンテックは、x86ベースの製品におけるファームウェアやオペレーティングシステム、IoT接続の基本保護を強化しています。TPM(Trusted Platform Module)やホワイトリストなどのツールによって、システムの全体的なセキュリティを向上させています。

2. 高度な試験および認証サービス
ユーザーは、IEC 62443-4-2準拠に沿ったさまざまなシナリオから適切な施策を選択することが可能です。アドバンテックは効率的なテストを通じて、コスト削減と時間短縮を実現します。

アドバンテックの新サービスによって、企業はIoTセキュリティの向上を図ることができます。特に、同社のEV供給装置コントローラーボード「AFE-E350」と産業用オートメーションシステムBOX「ARK-3534」は、既にこの認証を取得しています。これにより顧客は、認証にかかる時間やコストを大幅に軽減できる見込みです。

エッジコンピューティングの未来



アドバンテックのエンベデッドIoTグループ社長ミラー・チャン氏は、エッジコンピューティングのセキュリティ確保には多くの企業や機関との協力が不可欠だと強調しています。ビューローベリタス社とのパートナーシップにより、安全でスマートなIoTセキュリティを実現するための支援を進めていきます。

さらに、ビューローベリタス社の関係者は、グローバルなサイバーセキュリティ意識の高まりとともに、この規格の導入がより一層重要になってきていると述べています。 IEC 62443認証の取得により、製品が競争力を増し、国際ビジネスの機会を広げることが期待されています。

今後、アドバンテックが展開する「IEC 62443認証サービス」が、どのように日本のIoT市場に影響を与えていくのか、非常に注目されるところです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

会社情報

会社名
アドバンテック株式会社
住所
東京都台東区浅草6-16-3
電話番号
03-6802-1021

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。