概要
デジタルインボイス推進の流れが加速しています。株式会社ミロク情報サービス(MJS)は、EIPA(エイパ)という団体が主催する第2回相互接続テストに参加し、全502件のテストが成功したことを発表しました。このテストは、日本国内におけるデジタルインボイス、特にPeppol(ペポル)という国際規格に基づいて行われました。
Peppolとは?
Peppolは全国や国際的に電子文書のやり取りを標準化した仕組みです。これにより、企業間での請求書のやり取りが効率化されており、特に欧州やシンガポール、オーストラリアでの普及が進んでいます。MJSが提供する『Edge Tracker 電子請求書』を活用することで、企業はデジタルインボイスの送受信が可能になり、業務の大幅な効率化が実現します。
テストの内容
今回のテストにはMJSを含む25社が参加し、多くのサービス間で相互接続が証明されました。テストにはPeppol BIS Standard Invoice JP PINT Version 1.0.3など、消費税の適格請求書に対応したバージョンが使用されました。この取り組みは、デジタル化を推進し、請求書処理の効率化や正確な記録を実現するものです。
未来の展望
EIPAでは、今後もデジタルインボイスの普及を進めるため、日本の認定Peppol Service Providerとのさらなる相互接続テストを行い、情報連携を深めていく方針です。デジタルインボイスの導入が進めば、ペーパーレスかつ高効率な業務プロセスが実現し、企業の生産性も向上するでしょう。
MJSの取り組み
『Edge Tracker 電子請求書』は、MJSが提供するクラウドサービスで、インターネットを通じた安全な電子文書のやり取りを可能にします。これにより、企業は請求業務をデジタル化し、業務の自動化を図れるようになります。さらに、MJSの他のシステムとの連携により、受領したデジタルインボイスのデータから自動的に仕訳を生成するなど、業務の効率化に寄与しています。
EIPAについて
EIPAは2020年に設立された団体で、デジタルインボイスの普及を目指しています。会員は173社以上で、各種ビジネス分野から参加しています。今後もEIPAは、デジタルインボイスのさらなる普及を支援していくでしょう。
EIPAやMJSの取り組みは、企業のデジタル化を推進し、ビジネス環境を整える重要な役割を果たしています。
お問い合わせ
デジタルインボイス推進協議会及び株式会社ミロク情報サービス(MJS)に関する詳細な情報は、公式ウェブサイトにてご確認ください。