AIを駆使した果物狩りゲームの魅力
山形県天童市に位置する王将果樹園では、合同会社ミヤビイノベーションによって開発された「Omni Scouter」が実証試験されています。このプロジェクトは、AIを活用した体験型探索サービスであり、観光農園での新しい果物狩りの形を提案しています。
特に注目されるのが、この実証が「AI果物探索ゲーム」として展開されている点です。参加者が果物を探しながらミッションをクリアしていくという内容は、若い世代から家族連れまで幅広く楽しむことができ、特に小学生を含む親子連れや20代カップルに支持されています。
104名が参加した桃狩り体験
2026年の8月、王将果樹園では特別な桃狩り無料体験会が5日間にわたって実施されました。104名がこのイベントに参加し、AIを活用した果物探索ゲームに挑戦しました。参加者からのアンケート結果は非常に高評価で、体験が「楽しかった」の評価は4.47/5、操作のわかりやすさは4.51/5と、参加者の満足度が示されています。
この結果を受け、参加者からは「果物のランクを知ることで桃狩りが一層楽しくなった」「果物狩りとゲームの組み合わせが新鮮で良かった」との声が寄せられました。
9月からはぶどう狩りの有償実証開始
9月12日からは、土日・祝日限定でぶどう狩りの有償実証がスタートしました。この新たな試みでは、1回300円で最大10分の体験を提供し、ミッションをクリアすると直営売店で使用できる300円のクーポンがもらえる仕組みとなっています。
実施初日から参加者からは、「楽しかった」とのポジティブなフィードバックが寄せられ、果物狩りの新たなスタイルとして期待されています。
AIを楽しむ新しい遊び
「Omni Scouter」の最大の魅力は、AIによる果物のランク付けだけでなく、その他の物体をAIがどう判断するかを楽しむ遊びの要素が追加されていることです。参加者の中には「ママはウルトラレアだって!」と楽しむ姿もあり、より一層のゲーム性を加えていることが伺えます。
これを受けて、今後は探索結果をランキング形式で表示したり、「AIをだませ!」という新しい試みを導入して、参加者の興味を引く工夫を進めていく予定です。
さらなる展開と未来
王将果樹園での実証が進む中、次に目指しているのはいちご農園への展開です。桃やぶどうが終わった後は、いちごやさくらんぼのシーズンに合わせた特別なプログラムを企画中です。また、その仕組みは水族館や動物園といった他の施設でも応用が可能であり、「このクラゲを探せ」といったテーマでの実施も視野に入れています。
このプロジェクトは、単独のサービスとして始まったものではなく、地域交流を深めるための複合的な取り組みの一部として進められています。今後は「旅前」「旅中」「旅後」をつなげるサービス展開を通じて、観光地でのより良い体験を提供していく予定です。
まとめ
王将果樹園でのAI果物探索ゲームの実証は、参加者の高評価を受けてさらなる展開が期待されます。そして、プレイヤーに対する新たな発見や楽しみを提供し、観光農園の新たな楽しみ方を提案しています。これからの展開にも目が離せません。