ヒトデで空の安全
2026-04-01 12:31:56

北海道発、ヒトデの力で空の安全を守る新技術とは

ヒトデから生まれた空の安全を守る新技術



近年、空港や風力発電所でのバードストライク(鳥の衝突)が大きな課題になっています。特にカラスやその他の鳥による被害は深刻で、環境問題とも絡み合っています。そんな中、北海道の企業、株式会社北海道環境バイオセクターが開発した新たな鳥類忌避技術が注目されています。

ヒトデを用いた新たなアプローチ


この会社は2002年から、水産系廃棄物の処理事業を手掛けており、その研究の過程で「ヒトデ」に注目しました。長年、海の厄介者とされてきたこの生物の持つ可能性を見出し、特にヒトデから得られる成分「マリンサポニン」が鳥類に対して強力な忌避効果を持つことを発見したのです。

自然成分による忌避


マリンサポニンの最大の特徴は、化学成分を一切使用せず、完全に天然由来である点です。特殊なバイオ技術を用いて抽出されたこのエキスは、カラスなどの鳥が本能的に避ける紫外線を利用した効果を持っています。これにより、従来の「毒や音での威嚇」とは異なり、環境に優しい方法で「寄せ付けない」空間を作ることが可能になりました。

従来製品の課題を克服


これまでも多くの鳥類忌避製品が存在しましたが、音や光の反射が時間と共に効果を失うといった問題がありました。しかし、マリンサポニンは紫外線の波長帯を利用した独自の発光メカニズムを備えており、鳥が警戒心を持たざるを得ない環境を作り出します。これにより、再発のリスクを大幅に減少させることができるのです。

予測不能な光の明滅


特に、再帰反射シートという新しい技術は、光を特定の角度へ跳ね返し、常に変化する反射を生み出します。これにより、鳥はその「光」を恐れ、衝突を回避するようになります。この商品は、市場での導入が期待されており、特に空港や風力発電所での活用が見込まれています。

深刻な鳥獣被害の現状


農林水産省の最新調査では、鳥獣被害が188億円に達し、その中でもカラスによる被害は非常に深刻です。今後、地域や都市部での課題解決にはこのような生物学的アプローチが不可欠です。北海道環境バイオセクターは、このヒトデ由来の忌避技術の普及を通じて、空の安全を確保するとともに、環境問題への対応も目指しています。

未来の展望


今後、株式会社北海道環境バイオセクターは、国内だけでなく海外展開を進める計画です。現地のニーズに合わせた製品の提供や越境ECを通じた販売を行い、北海道の厳しい自然環境で磨かれた技術を世界へ広めていく方針です。

ヒトデの力を使った新しい忌避技術はこれからの社会において、環境保護と空の安全を両立させる重要な役割を果たすことでしょう。今後の展開に大いに期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社北海道環境バイオセクター
住所
北海道札幌市中央区南一条西19丁目291-50エスターロワイヤルビル1F
電話番号
011-640-5288

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