インバウンド宿泊市場の展望
2025年10月7日、神田明神ホールで開催されるカンファレンス「GLOBALIZED by WOVN.io インバウンド」。このイベントでは、株式会社温故知新の代表取締役、松山知樹氏が「インバウンド宿泊体験の“多様化と深化” ─ 2030年に向けたホスピタリティ戦略」というテーマで登壇します。
このカンファレンスは、訪日観光客のインバウンド市場に焦点を当てたもので、最新のテクノロジー活用や成功事例を共有します。松山氏の役割は、歴史的建物の利活用と高級リゾートのプロデュースを通じて、宿泊が旅の目的地となる体験を提供している温故知新のビジョンや未来の宿泊業界について意見を交わすことです。
インバウンド市場の現状
最近、訪日旅行の需要が高まっており、この影響で宿泊市場はかつてない競争に突入しています。単に宿泊施設を提供するだけでは、顧客に選ばれることは難しくなりました。そのため、地域の魅力や文化を活かした独自の体験を提供することが求められています。カンファレンスでは、異なるターゲットに応じた戦略を持つ3社のトップが集結し、それぞれのブランドが持つ世界観をどのように顧客に訴求しているかを紹介します。
イベントの内容
「GLOBALIZED by WOVN.io インバウンド」のテーマは「世界は、もっと日本を好きになる ~AI・多言語で拓く、15兆円に向けた訪日インフラ整備~」です。このセッションには、松山氏の他に、近鉄・都ホテルズの能川一太氏、Nazunaの渡邊龍一氏も参加し、宿泊体験の価値を高める戦略について論じる予定です。
日付と時間は2025年10月7日(火)13:40~14:20で、会場は東京都千代田区の神田明神ホールです。このイベントは、会場参加とオンライン参加の両方が可能で、事前申込が必要です。参加者は小売、宿泊、レジャー、交通、外食、ブランドの関係者が対象です。
温故知新の取り組み
株式会社温故知新は、独自のホテルや旅館の運営・プロデュースを手がけています。ミシュラン5つ星のスモールラグジュアリーホテルからスタジアム一体型ホテル、美術館併設レストランまで、様々なユニークな施設を展開しています。未来の宿泊体験を追求しつつ、その地域独自の魅力を取り入れた体験を提供することで、国内外の旅行者に新しい居場所を提供しています。
「地域の光の、小さな伝道者」という理念のもと、温故知新は心身の回復を目的としたリトリートスタイルを提案し、都市部から離れた地方や離島に拠点を構えることに積極的です。これは、単なる宿泊場所としての役割を超え、滞在そのものを目的とする新たな旅のスタイルを切り拓く試みです。
今後も温故知新は「旅の目的地=ディスティネーションホテル」の可能性を広げ、より多くの旅行者に独自の宿泊体験を提供していく予定です。
会社概要
温故知新の本社は東京都新宿区にあり、設立は2011年です。資本金は1,000万円で、主な事業内容はホテルおよび旅館の運営・プロデュースです。
詳しくは公式サイトを参照してください。また、イベントの詳細についても公式ページを確認することができます。