新たな農業の可能性を広げる食の6次産業化プロデューサー養成講座
日本の農業は現在、若手人材不足や高齢化、さらには耕作放棄地の増加など、さまざまな課題に直面しています。こうした現状において、農業の再生や活性化を目指すためには、農業の生産から加工、流通、販売までを包括的に捉えた「6次産業化」が鍵となります。その実現に向けて、パソナグループがこのほど新しい育成講座を開設することになりました。
講座の概要
新たに始まる「食の6次産業化プロデューサー(レベル3)」育成講座は、2023年10月26日(土)から開催されます。この講座では、6次産業化の国家認定資格取得に必要な研修が行われます。受講者は、農業界の第一線で活躍する講師陣から直接指導を受け、実践的な知識と技術をジックリと学ぶことができます。
具体的には、食品加工や商品開発、マーケティングの技術、さらには事業計画の立案や経営診断に必要な知識を身につけます。全20日間にわたり実施されるこの講座は、ケーススタディやグループワーク、現場視察を通じて、実践的なスキルを習得できる設計となっています。書類審査に通った受講者は、「食の6次産業化プロデューサー(レベル3)」としての認定を受けることができます。
開講日や受講枠
この重要な講座は、農業コンサルタントを志す方や農業に新規参入を希望する企業の担当者を対象としており、受講料はレベルに応じて異なります。具体的には、レベル1から3の受講者は12.6万円、レベル1から2が9.8万円、レベル1受講者は5.5万円が設定されています。
最大定員は25名とされており、少人数制のため、一人一人に対する指導が手厚くなっている点も特徴です。受講後には、マッチングサービスの提供があり、農業法人と有資格者との結びつきを強化することにも取り組んでいます。
農業への新しいアプローチ
また、11月下旬には新規就農者育成講座も開講予定です。こちらは、就農を希望する方々や企業担当者が対象で、基礎的な知識と実践を通じて自分の「就農計画書」を作成することが目的です。この講座を通じて、将来の農業を担う新人材の育成に力を入れていく考えです。
まとめ
パソナグループのこの取り組みは、全国的に重要な農業人材を育てる活動として、今後の農業の発展に寄与するものと期待されます。農業の6次産業化は、新しいビジネスの幅を広げる可能性を秘めており、今後の成長が楽しみです。この講座を通じて、農業に関心のある多くの人が新しいキャリアシフトを図れることを願っています。
申し込み方法
参加を希望される方は、株式会社パソナ農援隊までお問合せください。電話番号は03-6734-1260、またはメールアドレス
[email protected]まで。