共生社会の芸術
2025-06-30 16:25:01

鑑賞サポートツール拡充で誰もが楽しむ芸術文化の実現へ

芸術文化へのアクセシビリティ向上



公益財団法人東京都歴史文化財団が運営する東京都立文化施設は、すべての人々が芸術文化にアクセスできる共生社会の実現を目指し、様々な鑑賞サポートツールの充実を推進しています。この取り組みでは、来館者の多様なニーズに応えるため、さまざまな方法で情報提供やアクセスを行っています。

Webサイトのアクセシビリティ改善



まず、来館前の段階において、東京都立文化施設の公式ホームページは音声読み上げ機能に対応しやすいよう整備されています。手話や字幕、音声による施設案内動画も用意し、視覚的にもわかりやすく情報を伝えています。さらに、アクセスしやすいバリアフリールートや、言葉での道案内も整えて多くの方が安心して訪れることができる環境を整備中です。

来館時のサポート



来館時には、手話による案内や、手話通訳者が不在の場合には遠隔手話サービスを利用できる施設もあります。また、コミュニケーションシートを日本語と英語で用意しており、来館者の不安を軽減します。文字表示アプリや筆談器も導入されており、誰もが快適に施設内でのコミュニケーションを取れるよう配慮されています。

館内の鑑賞サポート



館内では、触撃的な体験を提供するための触察模型や触地図を配置。この触察模型を通じて、訪問者は自分の現在地をひとつの物語として感じ取ることができるのです。また、文法や言葉のレベルを考慮した「やさしい日本語」での施設案内や作品解説もあり、理解しやすさを追求しています。視覚障害者向けには、触ったり大きな文字で確認したりできる案内図も用意されています。

聴覚サポート付きの鑑賞体験



hearingに困難があるお客様には、聴覚補助機器であるロジャーやヒアリングループが提供され、さらに聴覚過敏の方々にはイヤーマフが貸し出されています。これにより、音の環境をより快適にし、多様な背景を持つ来館者全員が楽しめるよう配慮されています。

鑑賞体験の充足感



手話通訳やUDトークを通じたギャラリートークや講座も積極的に実施し、参加者がより深く鑑賞体験を楽しむことを支援しています。

ポータブル機器による字幕表示も行われ、これにより多様な来館者の参加を促しています。触って体感できる触図や触察模型を用意し、作品やたてものの特徴を直に感じられるようになっています。このような取り組みを通じて、東京都美術館や東京芸術劇場などの各施設は増加する障害者に優しい鑑賞方法を提供しています。

未来に向けた取り組み



2025年には「オールウェルカムTOKYO」キャンペーンが実施され、東京内の美術館や博物館、劇場および多くの文化団体と連携し、共生社会実現に向けた活動をさらに広げていく予定です。キャンペーンの中では、誰もが安心して楽しめるイベント情報も発信します。

このように、東京都立文化施設が進めるアクセシビリティ向上の各種取り組みは、障害を持つ方々の文化的参加を促進し、より多様で豊かな社会を目指しています。詳細は各施設の公式ホームページをチェックして、ぜひ一度自分の目で体感してみることをお勧めします。


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会社情報

会社名
公益財団法人東京都歴史文化財団
住所
東京都千代田区九段北4-1-28 九段ファーストプレイス8階
電話番号
03-6256-9967

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