環境に優しいストロー
2023-03-02 11:00:01
カフェ タビノネが環境に優しいさとうきびストローを導入へ
カフェ タビノネ、さとうきびストロー導入へ
株式会社タビノネ(京都市左京区、代表取締役:北辺佑智)は、持続可能な未来を目指し、2023年4月1日から全店でプラスチック製ストローをさとうきびストローに切り替えることを発表しました。この取り組みは、環境負荷を軽減し、より持続可能な素材の使用を促進するための一環です。
さとうきびストローとは?
さとうきびストローは、サトウキビを精糖化した際に発生するバガスとPLA(ポリ乳酸)を使用して作られた生分解性のストローです。このストローは全て100%天然成分から構成されており、使用後は適切に処理されれば環境に優しい形で廃棄されます。飲み口や耐久性は従来のプラスチックストローとほとんど変わらず、機能面でも十分に満たされています。
さらに、近年採用が進む紙ストローに比べた利点も数多くあります。紙ストローは価格面では手頃ですが、実用上の問題として「水にふやける」「口紅が付着する」といった課題があります。対して、さとうきびストローは廃棄物をリサイクルすることで作られているため、環境への負担が少なく、機能面と環境面の両方でバランスが取れています。
企業理念と社会貢献
タビノネがカフェを開くきっかけとなったのは、代表の北辺が東南アジアの貧民珈琲豆農家の実情を目の当たりにしたからでした。大資本に搾取されるこれらの農家からフェアトレードの原則に基づき、適正価格でコーヒー豆を購買することで、彼らの生活を支援しようとする考えが根本にあります。また、昨年の夏には障がいをお持ちの方々の就労支援施設を開設し、カフェで使用するコーヒー豆のピッキングといった作業に参加していただいています。
タビノネはただ美味しいコーヒーとスイーツを提供することに留まらず、社会貢献についても真摯に取り組んでいます。「大企業ほどのインパクトはないかもしれないが、身近な地域でできる小さな取り組みを積み重ねていきたい」という思いを持ち、一つ一つを心を込めて実践しています。
今後の展望
さとうきびストローの導入は、タビノネの今後の活動においても重要なステップです。環境問題が叫ばれる中で、彼らの行動は少しずつだが確かな進展を見せており、他のカフェや企業にも影響を与える存在となることは間違いありません。タビノネの挑戦は、持続可能な社会の実現に向けての一歩です。
さとうきびストローは、株式会社4Natureから調達されています。今後もタビノネの活動に注目し、持続可能な未来への取り組みを共に応援していきましょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社タビノネ
- 住所
- 京都府京都市左京区田中東春菜町30-3the SITE A号
- 電話番号
-
075-703-0770