無為の挑戦
2023-12-18 15:53:29
陶器ブランド「無為」が創出する新たな障がい者支援の形とは?
陶器ブランド「無為」が目指す福祉と伝統の共創
最近、陶器ブランド「無為」が注目を集めています。このプロジェクトは、障がい者と420年以上の歴史を持つ窯元との共創から生まれたもので、クラウドファンディングの挑戦を通じてさらなる基盤を築こうとしています。
クラウドファンディングの成功と新たな目標
「無為」は、障がいのある方がクリエイティブな仕事に挑むことを目的としており、一流の陶芸家と共に陶器を制作し、ECサイトでの販売を目指しています。クラウドファンディングの初期目標は、わずか9時間で達成され、その後も16日間でネクストゴールに到達。リターンとして、陶器鉢や作陶体験、障がい者が描いた原画のNFTなどを用意し、全ての支援者にNFTを提供することで新たなコミュニティ作りを計画しています。
新たには、コミュニティの命名権やオリジナル皿の提供が予定されており、目指すは『支援者50人』だそうです。このように、地域のアートや文化を取り入れた取り組みは、支援を通じて新たな価値を創出しています。
代表の川口奈緒子の熱い想い
代表の川口奈緒子氏は、「無為」というブランド名には『あるがままに生きる』という願いが込められています。この理念を実現するために、障がいのある方々にクリエイティブな仕事を提供し、充実した生活を送れるようサポートしていきたいと語っています。彼女の目標は、悠友ワークで働く障がい者の工賃を50,000円まで上げること。
「無為」は、単なる商品を販売するプロジェクトではなく、深い意味を持つコミュニティ形成を目指しています。多くの人々と共に日本の伝統工芸を支えていくために、関係者たちと楽しく協力することが不可欠であり、それがこのプロジェクトの魅力の一つです。
有名な陶芸家とのツーショット
「無為」に賛同し、共創に携わる陶芸家の渡仁氏は、上野焼の伝統を受け継ぎ新しい価値を創り出す工房の代表です。彼の技術は数世代に亘る陶芸の歴史を背景に持ち、現代に合わせた表現を探求し続けています。川口氏との出会いは、作品を通じて新たな表現を探るきっかけとなったようです。
地域社会への広がりを目指して
「無為」は、株式会社悠友が運営するもので、福岡県直方市で障がい者支援事業やチョコレート製造を行っています。これにより、障がい者の自立を促進し、社会に貢献することを目指しています。陶器事業は、特に身体的な障がいがある方々にとって、クリエイティブな表現手段となり、充実した自立への道を切り開く取り組みです。
このように「無為」は、福祉と伝統工芸を結びつけ、障がい者が充実した生活を送れるよう支援する新たな挑戦を続けています。今後の展開に目が離せません。
まとめ
「無為」が挑戦するクラウドファンディングは、障がい者の生活向上だけでなく、地域の伝統文化をも再認識させる機会となっています。たくさんの人がこのプロジェクトに参加し、共に新しい未来を創造することを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社悠友
- 住所
- 福岡県直方市上頓野4979番地
- 電話番号
-
0949-28-8170